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ゲームチェンジャー ページ32




白夜の魔眼のアジトを突き止め、今度はこちらが攻め入る番だと宣言した王の言葉に民衆が湧き立つ。騎士団の中でも選りすぐりの魔道士達を集めた選抜隊__王撰騎士団(ロイヤルナイツ)を結成することを表明して星果祭は幕を閉じた。
王撰騎士団の試験は一週間後。具体的に何をするのかは聞かされてないが、選抜隊と言うくらいだからチーム戦か個人戦かだろう。

「王撰騎士団かぁ。凄いな、嬢ちゃんも参加するのか?」
「うん?んー、そのつもり。ちょい試してみたい事もあるし。」

そう言って酒を飲み干したAは程よい酔いを感じてその場を後にした。





そうして迎えた王撰騎士団(ロイヤルナイツ)選抜試験。Aは会場に着いてからずっと感じる視線に首を傾げた。アスタやユノならまだしも何か目立つ事をした覚えがまるで無い。

「Aちゃんもすっかり有名人だよね。」

苦笑交じりのフィンラルに更に首を傾げる。騎士団内での知名度は差程なかったと記憶してるんだけどな。

「なぁ、アイツだろ。遠距離最強魔道士。」

ふと聞こえた声に振り返る。紫苑の団員だ。目が合ったかと思えば咄嗟に逸らされた。遠距離最強の名を知ってるのは身内くらいだ。そもそもそれを言い出したのだって暴牛の誰かだった。ユノのような四葉や優れた魔力を持ってるならまだしも、Aの場合攻撃魔法どころか、ろくな魔法も使えないし、箒飛行だって2キロ飛べば使い物にならなくなる。

「みんなどこで知ったんだろうね。」
「むしろ今まで誰も知らなかった方がおかしいだろ。オマエ、なんて呼ばれてるか知らねェの?」

「遠距離最強じゃないの?」と聞き返すAにマグナは呆れたような、それでいてどこか誇らしげに笑いながら口を開く。

「どんな戦況だって一変させちまう魔道士、改変者のAだ…!!」
「何そのすこぶるダサい名前。」

少年の如く目を輝かせるマグナとは反対にAはめいいっぱいに顔を顰めた。誰だ、そんなダサい名前付けたのは。マグナのセンス?と思ったが、コイツの愛箒の名前が「紅零爾威災駆乱号(クレイジーサイクロンごう)」と救いようがないのでマグナではないだろう。

今期の新人やべーなって思うこの頃→←少年たちよ駆け上がれ



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ラッシーはん(プロフ) - 待って返信きた!?すごく続きも楽しみですし書き方参考にさせて頂いてます!!対比しているってとこはアスタ=近距離主人公=遠距離みたいなもんですかね!間違ってたらゴミ出しに出されてきます。そして畑の肥やしに生まれ変わってきます。無理なさらず頑張ってください!! (6月6日 20時) (レス) id: 848084950d (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ラッシーはんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!もう一人のアスタの話だと思って読んでいただけたらと思います。対比してる部分も作りたいなぁと思ってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです! (6月6日 15時) (レス) id: 906e49b810 (このIDを非表示/違反報告)
ラッシーはん(プロフ) - こんなに短く簡潔で面白くて凄いです!!めっちゃ応援してます!! (6月5日 2時) (レス) @page2 id: 722157c700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hana | 作成日時:2023年6月2日 22時

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