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カロリー気にしてちゃ何も食えん ページ16




とりあえず防御の体勢に入ったヤミだったが、あれだけ強力な攻撃を防ぐ事は不可能だろう。数秒後に生きてる事を祈るしかない状況に、フィンラルとゴーシュがその場に駆け付けた。いきなりとんでもない戦況に慌てたフィンラルを置いて、ゴーシュは前へ躍り出た。相手が光なら、どれだけ強くとも鏡は反射する。思わぬ新手に、リヒトは自分の魔法を食らって動けずにいた。天敵属性は闇以外にもあったらしい。
さっさと拘束して本部へ引き渡そうとした所に、新手が現れた。駆け付けた仲間に、リヒトは口元を緩める。戦闘においてはリヒトを上回る彼らは、三魔眼(サードアイ)と名乗った。クローバーの葉と反対の意味を司る三人だ。
魔力も体力も底を尽きた。それはヤミだって変わらないはずなのに、彼は不敵にも笑いながら刀を構えた。三方向からの攻撃がヤミを襲う。衝撃で立ち籠った煙で前が見えない。煙が晴れて、そこにいたのは三人の魔法騎士団長だった。
緊迫した空気が緩んでいく。三魔眼と騎士団長の戦闘は正しく天変地異のレベルであった。砂埃で前も見えず視界が悪い。

「大将がフリーですね、団長。」
「あぁ、おいフィンラル、そろそろ空間魔法一回分は回復したんじゃねーの?」

ニタリ、と笑うヤミにフィンラルは嫌な予感がした。
彼の空間魔法で、リヒトの背後へ回ったヤミが刀を振り上げる。リヒトもヤミならそう来るだろうと迎え撃った。それが、囮だとも知らずに。
視界の悪い中、魔力の無いアスタはこの戦場が一番輝く。乱戦の中リヒトの元へ行くのも、氣が読めればなんてことはない。少年の一閃はリヒトに当たった。
その一撃が、三人の団長の士気を高める。このまま一気に決着をつけようとした時、リヒトの様子がおかしい事に気付いた。アスタの反魔法により、リヒトの封印魔法が解かれたのが原因だった。莫大な魔力に打つ手はなかった。

嫌いじゃないけど好きでもない。でもちょっと嫌い→←下を向いて歩かないと、足元をすくわれる



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ラッシーはん(プロフ) - 待って返信きた!?すごく続きも楽しみですし書き方参考にさせて頂いてます!!対比しているってとこはアスタ=近距離主人公=遠距離みたいなもんですかね!間違ってたらゴミ出しに出されてきます。そして畑の肥やしに生まれ変わってきます。無理なさらず頑張ってください!! (6月6日 20時) (レス) id: 848084950d (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ラッシーはんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!もう一人のアスタの話だと思って読んでいただけたらと思います。対比してる部分も作りたいなぁと思ってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです! (6月6日 15時) (レス) id: 906e49b810 (このIDを非表示/違反報告)
ラッシーはん(プロフ) - こんなに短く簡潔で面白くて凄いです!!めっちゃ応援してます!! (6月5日 2時) (レス) @page2 id: 722157c700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hana | 作成日時:2023年6月2日 22時

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