突然の路線変更に脳が追いつかない ページ2
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｢アスタとノエルの引率頼んだぞ｣とヤミに言われたのは数時間前のことである。ガキじゃないんだから自分達で行ってこれるだろ、という文句は飲み込んだ。命は惜しい。
会話一つなくここまで来て、アスタもノエルも妙な気まずさを感じていた。人見知りをするタイプではないが、どうも他の、分かりやすく個性的かつ社交的な団員と比べると掴み所が無いという感じに接し方に戸惑った。尤も、A自身はそんな妙な空気も気にしてはいないらしいが。彼女は一体、どんな人なんだろうと思ったところで、前に見知った背中を見つけた。金色の、一緒に迷宮攻略の任務に行った三人だった。アスタの声に気付いた三人が振り返り、内一人が妙に馴れ馴れしくアスタに近寄った。
「金色に知り合い？」
訝しげに呟いた彼女にノエルが事のあらましを話せば、いまいち納得し切れない様子で三人を見つめた。王族か貴族しか入れないないて呼ばれてる天下の金色の夜明け団が、ド底辺の、それも下民相手に友人みたいに振る舞う様が信じがたかった。
「オレは改心したんだ。下民がどうかなど関係ない。」
そう言い切ったクラウスに｢あー、そう｣と興味なさげに返した。Aはクラウスのことも知らないのだ。親しくもない相手に、いきなりそんな話をされたところでリアクションに困る。
「アスタ、その人は？」
「A先輩だ。実はオレ達も今日会ったばっかなんだよ。」
「私は君らのこと聞いてたよ。」
｢マグナから｣と先を歩き出したAの後を慌てて追いかけたアスタが、どんな風に話してたのかと興味津々に尋ねる。
「チビな筋肉とじゃじゃ馬。」
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ラッシーはん(プロフ) - 待って返信きた!?すごく続きも楽しみですし書き方参考にさせて頂いてます!!対比しているってとこはアスタ＝近距離主人公＝遠距離みたいなもんですかね!間違ってたらゴミ出しに出されてきます。そして畑の肥やしに生まれ変わってきます。無理なさらず頑張ってください!! (6月6日 20時) (
レス) id: 848084950d (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ラッシーはんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！もう一人のアスタの話だと思って読んでいただけたらと思います。対比してる部分も作りたいなぁと思ってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (6月6日 15時) (レス) id: 906e49b810 (このIDを非表示/違反報告)
ラッシーはん(プロフ) - こんなに短く簡潔で面白くて凄いです!!めっちゃ応援してます!! (6月5日 2時) (レス) @page2 id: 722157c700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hana | 作成日時：2023年6月2日 22時
