ヌナとヒョン（YG）2

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お尻が痛くて目を覚ますと、座りっぱなしで寝てたんだったと思い出した。








少し体を動かそうとしたけど、



勝手に膝枕してるジミンと、背中に顔をくっつけて寝ているテヒョンのせいで動けない。









JK「ヌナ」








小さく掠れた声がして、グゥを起こしてしまったんだとわかった。








「寝ちゃったね、腰痛くない？」







JK「んー。あれ、ヒョンいないね。どっか行っちゃったのかな」







クオズが起きないようにこそこそ話す。









JK「あのね、」








グゥが私の服についているボタンをいじりながら話し出した。






JK「今コンサートできないから、せめてアミのためにいい歌声を届けたいって思って



納得いくまでテイク重ねてたら、思うように歌えなくなってきて…」







「ん、そっか。グゥは本当に優しい子ね。ヌナは嬉しいな、そんな優しい弟がいて。」







JK「ぬぅなぁ〜。」








あら、また泣きそうな声してる。









JK「僕、優しくなんかないでしょ。ヌナのためにって思っても、やってることは酷くて、




ヌナにもヒョンにも何があったか無理やり聞き出して、無駄に嫌な思いさせちゃったよね。





…ごめんね。謝りたかったんだけど…」







「ヌナもごめん、連絡返さなくて。謝ろうとしてくれてたんだね」








JK「…僕ね、ヌナもヒョンも大好きすぎるみたい。





…だから、空回りしてるんだよね」







「……ヌナが臆病なだけだよ。」







少し笑えば、ぐぅも目尻に皺を寄せた。









JK「ヌナはユンギヒョンがファンとして好きってずっと言ってたけど、僕は最初から気づいてたよ。






ユンギヒョンを見ると、ヌナは腰を抜かすし、落ち着きがなくなるし、顔が赤くなるし…」







「こら。もういいって。笑」








JK「ファンとしてじゃなくて、本当に好きになっちゃったんでしょ？



たしかにアイドルとか芸能人っていうのは事実だから、本気になるのは躊躇うと思うんだけど…






ヒョンのこと、アイドルでもなんでもなく






1人の男性だと思って、素直に接してみたら？」







「…あれ？笑






私、泣いてるグゥを励ましに来たのに、ヌナが励まされてるね？笑」







JK「僕はいいの。久しぶりにヌナに会えて、仲直りもできたし。」








「今日は一緒に帰ってあったかいココアでも作ってあげようか？」








JK「…うん、今日はもう帰る」

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