ヌナとヒョン（YG）2

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JK「なんでユンギヒョンに連絡先教えなかったの！？」









夜、家に着くなり電話がきたかと思えば、興奮気味に声を上げるグゥ。








「ちょっ、いきなり大きな声で話さないでよ」







JK「だって！っあぁ！信じられない！」








「グゥは芸能人だしユンギくんと同じグループだからマヒしてるかもしれないけど



私は一般人だよっ？





芸能人と簡単にお近づきになるもんじゃないのよ」







JK「ヌナはヒョンのこと芸能人としてしか見たことないのっ？」









そんなのっ…







「グゥにはわからないでしょ！」







JK「わかんないよっ、ユンギヒョンに失礼だと思わないのっ？」









「っ…、もぅ…いい。切るよ」






JK「ヌナ！逃げるの！？ヌナひどすぎるよ！」







ブツっと電話を切って、静かになった瞬間、また涙が溢れそうになった。









………









グゥの誕生日をユンギくんとお祝いして数ヶ月。






すっかり寒い季節になった。








あのあと、グゥから連絡先を断ったことについての電話があって、





数件メッセージが届いていたけど、返信する気が起きなくて放置していたら






グゥからの連絡は途絶え、グゥとしばらく会うこともなかった。









そろそろ…ご飯でも誘って仲直りしたいな。









そうは思ってもなかなか連絡できずにいた。









ところが、









平日の仕事終わりに鳴った電話は、久しぶりのグゥからだった。









「もしもし？」







電話の向こうから聞こえてきたのはグゥの声ではなかった。








TH「ヌナぁ、」








「…え？テヒョン？」









TH「あのね、ジョングギが…」






「ん？どうしたの？」






TH「今日レコーディングしてたんだけど、調子悪いみたいでうまく歌えないって泣き出しちゃって…」






「グゥが？…すぐ行く」

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