55 ページ5
JK
翌朝、ユンギヒョンはタクシーで帰ったと連絡が入っていて会えなかった。
ヌナが目を腫らしてボーッと遠くを見るから絶対に何かあったと踏んでいる。
なんで僕を頼ってくれないんだろう。本当に寂しい。
僕はヌナが大好きで、大好きな家族には幸せでいてほしいといつも思っているのに。
ユンギヒョンと会えたのはそのまた次の日だった。
JK「ひょーーーん」
YG「ん？あ、グガか」
作業室に突撃すると、ヒョンもなかなか疲れた顔をしていた。
JK「あのー…」
YG「んー？」
ヒョンは伸びをして首を回した。
JK「……ヌナとなんかありました？こないだ」
YG「え？…なんもないけど」
目を合わせずにパソコンの画面に向き直ったヒョンにちょっとだけイラッとしてしまった。
ヌナは辛そうだったのに、ヒョンはそんな感じなの？
でも絶対になんかなきゃ、ヌナはあのとき泣いてないでしょ。
JK「…ヌナは泣いてたのに、ヒョンは本当に何も知らないんですか？」
YG「は？泣いてた？」
さすがに手を止めてこっちを向いてくれた。
JK「夜中に僕の部屋に来て泣いてたんです。
そのときまでヒョンと一緒に寝てたんじゃないんですか？」
YG「…こんな状況並べられたら信じてもらえないかもしれないけど、手を出したりはしてない」
JK「じゃあなんで？
…ヒョン、ちゃんと教えてください。僕、ヒョンも大好きです。だから聞かれたくないことはそっとしてあげたいですけど、
でもっ、ヌナも大好きだから、ヌナが辛そうに泣くならヌナの助けになりたいんです」
YG「いや…その、えらい大ごとになったな…
…断られたんだよ」
JK「え？」
眉間にシワを寄せて気まずそうなヒョン。
YG「連絡先聞いたけど断られた。
何かあったとしたら…それくらいしか心当たりがないから、でもそれでヌナが泣くのは変だよな」
本当に原因がわからないといった様子で考え込むヒョン。
JK「っはぁ〜…チンチャ…ヌナ意味わかんない。
ヒョン、すみませんでした。」
無理に聞き出したことによって、僕がヒョンのプライドを傷つけてしまった気がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グラス(プロフ) - シナモンさん» コメントありがとうございます！コメントにも絵文字使えるようになったんですね！思ったより長引いた作品になってますがこれからもよろしくお願いします😊 (2021年11月8日 0時) (
レス) id: eef8f52841 (このIDを非表示/違反報告)
シナモン(プロフ) - きゃ〜🙈やっと通じた〜😍うれしいうれしい🥰あ、初めましてグラスさん。うれしくて取り乱しました💦お見合いにふと現れてヌナを攫ってくれ〜って思わずにいられません！先がさらに楽しみになってます😊 (2021年11月1日 10時) (レス) @page49 id: 3ecf976263 (このIDを非表示/違反報告)
グラス(プロフ) - mmne08171さん» ありがとうございます！正直早くくっつけてイチャイチャを書きたいんですよね…。笑 (2021年10月17日 11時) (レス) id: eef8f52841 (このIDを非表示/違反報告)
mmne08171(プロフ) - 少しずつ近づけてる💜頑張れーユンギ！！と応援したくなります^ ^ (2021年10月17日 9時) (レス) id: 71162c9e08 (このIDを非表示/違反報告)
グラス(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます！クオズも応援してますね！！パクパク！ (2021年10月17日 9時) (レス) id: eef8f52841 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グラス
| 作成日時：2021年9月23日 21時
