【∞】もし君が僕のものになったなら。【青】 (ページ2)

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ライブページ2

貴「しずく！！やっとこの日が来たよｯ……」

笹野「1週間頑張って学校に通ったかいがあったわ………」

貴「やばい心臓鳴り止まないｯ…」

笹野「やっと亮ちゃんに会える………！！」

貴「章大くんに…会えるｯ……！！！」

「「うぉおおおおおおおおおーーっ！！！」」

私と親友のしずくは関ジャニ∞の大ファンなのです！！

そして今日は待ちに待ったライブの日なのです！！
この日のために週5のバイトを頑張り…
授業も一睡もせずに過ごし…

私たちは東京ドームの入口で両手をあげて叫んだ。
周りからの目なんて気にならないくらい、ワクワクしていた私たちは

スキップしながら物販に並ぶ。

笹野「さぁ一通り全部のグッズを買おうかねぇ」

貴「貯めに貯めたお金を一勢解放する時が来た！！」

笹野「早く会いたいなぁ」

貴「わたしも〜〜」

この日のために脱毛行ってマッサージ行って…

もう章大くんにいつ会っても良いようにしてきたんだから！！

今回のライブはねｯ！
なななんと！！！

確ちゃんでアリーナ席なのです！！！！
もうテンションあがりまくりなのです。

昨日の夜ドキドキしすぎて眠れなかったし！！

笹野「まだかかりそうだね列が進むの」

貴「うん〜…ちょっとトイレ行ってきていい？」

笹野「いいよ。先進んでたらAの分も買っとくわ」

貴「ありがとしずく！！」

私は駆け足でトイレに向かった。

早く行かないと〜

貴「めっちゃ並んでる……」

貴「ここも……」

貴「ここもかよ！……うーーーん」

貴「あれ、ここどこ」

トイレを転々としていたらいつの間にか人っけのない場所にたどり着いていた。

やばい……何回も東京ドーム来たことあるけど…こんなとこ見覚えないし…

どうしよ……スマホはしずくに預けちゃったし……
うーーーん

困ったなぁ…

道の真ん中で腕を組んで悩んでいると1人の男の人から声をかけられた。

「こんな所で自分何してるん？」

その声を聞いた途端私の胸が大きく跳ねた。