8匹目 ベルモットside ページ9
ﾊﾟｧﾝｯﾊﾟｧﾝｯ!!
ベルモット「！！……ジン！」
貴「？…あれれ…やりそこねてしまった」
ジンがルシアンに銃を打ち、ルシアンが体制を崩した隙に私の腕を引いた。
助かった…
心が少しホッとした
ジン「何、馬鹿みたいになってんだベルモット…！！…」
ベルモット「悪かったわ……助けてくれてありがとう、ジン」
ジン「ﾁｯ…ルシアンの野郎……俺たちを殺す気か」
貴「みんなで死のうよ？嫌なの？なんで？どうして、死にたくないの？」
ジン「てめぇ………」ｽﾁｬ
ベルモット「やめて、ジン！！もし本当に当たったら！！」
ジン「多少の傷なんざ…あのお方はお許しくださるだろうよ」
ベルモット「ジン！！！待って！！！」
ジン「このままだと、死ぬぞ。分かってんだろうな」
ベルモット「ｯ………！！！！」
ジンは再びルシアンに銃を打つ。
ﾊﾞｧﾝｯｯ
ﾊﾞｧﾝｯｯ
ﾊﾞｧﾝｯｯ
だけど、ルシアンに当たる気配はない。
ルシアンは弾の軌道をすでに理解している…
確実に…ルシアンに殺られる
抵抗したところで変わらない。
貴「ｱﾊﾊﾊｯ!!…ねぇ、もうやめようよ？こんなの無意味だよ？」
ジン「殺してやる………」ｽﾁｬ
『銃を下ろしなさい、ジン』
ベルモット「この声はｯ……！！！」
ジン「！？……ラム」
貴「………ラム……」
ラム『初めまして、ルシアン。と言っても以前お話したことはありますね』
貴「僕になんの用？僕は楽しいんだよ、今」
ラム『ﾌﾌﾌ…ルシアン、私と取り引きしましょうか』
取引ですって？
ラムは何を言っているの…
こんな時にルシアンとどんな取引をしようと言うのよ。
まして、今のルシアンはまともじゃない…
そんなルシアンと取引なんて。
ジン「様子を見るぞ…」
ベルモット「えぇ…」
貴「ｱﾊﾊｯ！！面白そうだね！ラム」
ラム『そうでしょう。それでは取引成立ですね？』
貴「…僕が言うこと聞くと思うの？」
ラム『やることはやってくれるでしょう、あなたなら』
貴「……(ﾆﾔ」
ラム『それでは…ジン、ベルモット』
ベルモット「…一体なんの話を？」
ラム『それは言えませんね。…ルシアンをこの研究所から出しましょう』
ベルモット「！？何故ですか？」
ラム『彼女が望んでいるからですよ』
その言葉を最後に、ラムの声は聞こえなくなってしまった。
一体なんなの……？
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ミニトマト - こーしん、，，待ってます (2022年6月9日 17時) (
レス) @page33 id: da4daeacca (このIDを非表示/違反報告)
はわわ - ボクっ子ですか？ (2022年5月9日 0時) (レス) @page3 id: 7f8b0d6085 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - この小説が面白くて楽しく拝見させて頂いております。好きで応援しています！頑張ってください！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: b3cc4296f4 (このIDを非表示/違反報告)
あられ猫(プロフ) - 三月の糸姫さん» そんなことないですよ笑今後もよろしくお願いしますね！！ (2019年8月20日 0時) (レス) id: 12df78e628 (このIDを非表示/違反報告)
三月の糸姫(プロフ) - やっぱり面白い！！ルシアン好きです！！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ猫 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月18日 21時
