5匹目 ジンside ページ6
ルシアンが血相を変えて
俺を睨みつける。
大人しいはずのコイツが怒り狂い、壁を殴り
ものを壊し
足に着いた鎖に噛み付いた
ジン「……恨んでんのか、あの男を」
貴「…ここから…出せ!!!ジン!!!!」
ジン「あのお方の許可が下りない限り、その部屋で大人しくしていろ」
貴「出せ!!!!出せ出せ出せ!!!!」
ジン「いくらガラスを殴ったところで、お前のその細い腕では何も出来ない」
ドンッドンッドンッドンッ!!!
ルシアンは俺の言葉もろくに聞かずにガラスを殴り続ける。
こいつには力がない
昔からそうだ
銃、ライフル、体術を、教えてもどれも才能がない
コイツが役に立つのは眠っている時の夢だけだ、そうあのお方は判断をした。
だが、あの時からコイツの性格は変わったらしい
パソコンに記録されているデータに目を通すとどれも「死」ということについてだ
あれから数年…今まで「死」ぬことしか考えてこなかったのか。
貴「出せ…」
ドガッ
鈍い音がガラスを震わせた。
ジン「ルシアン!!!」
コイツの拳からは血が出ている。
いつもの翡翠の瞳は真っ赤に染まり
俺の体を震わせた
なんだコイツ…
どこにそんな、憎しみを持っていやがった。
ドンッ
ドンッ
ドンッ
ジン「やめろ、ルシアン。……くそ!!!」
ルシアンがガラスを殴る度に血が飛び散る
______バリンッ
まさか!!!
そう思った時にはガラスにはすでにヒビが入っていた。
なぜひ弱なコイツに…!!
ガラスを割るほどの力がある…!!?
貴「あああぁぁぁぁぁあああ!!!!!!」
ジン「チッ!!…許せよ、ルシアン!!」
バンバンバンバンッ!!
俺は4発の銃をルシアン目掛けて撃ち込んだ。
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ミニトマト - こーしん、,,待ってます (2022年6月9日 17時) (レス) @page33 id: da4daeacca (このIDを非表示/違反報告)
はわわ - ボクっ子ですか? (2022年5月9日 0時) (レス) @page3 id: 7f8b0d6085 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - この小説が面白くて楽しく拝見させて頂いております。好きで応援しています!頑張ってください! (2020年6月9日 21時) (レス) id: b3cc4296f4 (このIDを非表示/違反報告)
あられ猫(プロフ) - 三月の糸姫さん» そんなことないですよ笑今後もよろしくお願いしますね!! (2019年8月20日 0時) (レス) id: 12df78e628 (このIDを非表示/違反報告)
三月の糸姫(プロフ) - やっぱり面白い!!ルシアン好きです!! (2019年8月19日 17時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あられ猫 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月18日 21時