【名探偵コナン】純白の眠り姫【黒の組織】

17匹目 コナンside ページ18

それから、水族館、遊園地
色んな場所に行ってみるが記憶を取り戻す手がかりも何も分からなかった

ひとつわかったことは…

お姉さんはろくにご飯を食べたことがない、ってゆう可能性が高いこと。



お昼にレストランに行った時も
箸やフォーク、スプーンの使い方…食べ方さえ

首を傾げていた。



これが何故なのか、それは謎でしかないけどな……





灰原「ねぇ、彼女…なんか変じゃない…？」


コナン「変？」


灰原「……室内から外に出た時も…窓越しにいる時も…空のほうを見て必ず目を輝かせているのよ…」


コナン「空？…空に憧れてんじゃねーのか」


灰原「………それになんか…」


コナン「灰原、お前考えすぎだって」


灰原「……そうかもしれないわね。私先に寝るわ」


コナン「おう。俺もそろそろ帰らねーとな」





俺は博士の家を出た。


空に憧れてる、か……。

そういや、蘭も夜中にAさんは窓の外をずっと見ていたって言ってたな。
それももしかしたら空を見ていたのかもしれない

でも、なんで……

その理由を探ってみっか。いや、どう探るんだよ！
なんの手がかりさえ掴んでねーのに！




コナン「ただいまー」


蘭「おかえり、コナンくん」


コナン「Aお姉さんは？」


蘭「Aさんならお風呂入ってるよ」


コナン「Aお姉さんってさ…昨日の夜ずっと窓の外見てたの？」


蘭「うーん…わたしも寝てたからずっとかはわかんないけど、途中目が覚めた時も外を見てたし、朝も見てたから…」


コナン「そうなんだ！」


蘭「でもどうしてそんなこと聞くの？」


コナン「Aお姉さんって空がすきなんだなーって思って！」


蘭「そうだね！きっと素敵な思い出があるのかな…はやく戻るといいね」


コナン「そうだね！！」

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