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誰かに腕を持たれて私は屋根の下に戻される
振り返る
貴「(ﾎﾞﾜｯ//////////」
「きみ_____！」
その人はま、ままさかの
お、おおおいかわとおるさん
及川徹さんｯ_がわたしの腕を！？
え、私に声掛けた！？
いや私じゃないよね？！
ちがうちがう！！！
え、でも他に_誰もいない……
え、わたし！？！？！
及川「あ、えっと……大丈夫？」
貴「//////(ｱﾜｱﾜｱﾜｱﾜｱﾜ」
及川「お、落ち着いて？」
貴「あ、ええ/////えと///あ、は//////」
及川「えーと…？とりあえずこの傘使って？」
貴「あ、/////や/////」
どうしよう、言葉が出てこない！！！
心臓バクバクすぎるｯ！！
やばいやばい！！！
及川「気をつけて帰ってね！それじゃ」
及川徹さんは走って行ってしまった
一緒にいれた時間わずか20秒ほど
なにしてんだぁぁあ私は！！！！！
せっかくのチャンスだったのに！！
及川徹さんに3年前のお礼を言うチャンスだった！！！
でも、やっぱり…
かっこいいよおおおお！！！！
カッコよすぎるよ…
私なんかが話しかけられない…！！！
国見「なにしてんの」
貴「英ちゃん！！！！！！！！！！」
私は思わず英ちゃんに抱きついた
国見「てか、ずっと待ってたわけ？」
貴「わたし…わたし……」
国見「その傘、誰の？」
貴「…ｯ…///////」
国見「及川さんのね」
貴「わたし…ありがとう、も言えなかった……////(泣」
国見「はいはい、泣かない泣かない」
貴「わたし酷いよね……(涙」
涙が止まらないわたしを英ちゃんは
「はいはい」と言いながら頭を撫でてくれる
英ちゃんの温もりは今も昔も変わらずに、あったかかった
国見「もう泣かないでよ、帰るよ」
貴「うん……」
私たちが帰る頃には雷は止んでいて、
雨も弱くなっていた
国見「泣き顔ぶす」
貴「怒るよ！？！」
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作者名：あられ猫 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月2日 22時
