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その日の放課後
雨が降った
貴「もしもし、美愛ちゃん?…そかそか!
大丈夫!……
ううん、英ちゃん部活終わるの待ってるの……
雷は怖いけど……それまでに英ちゃん来ると思う!
……うん!
1人で大丈夫だよ!
頑張ってね!また明日〜」
一緒に帰る約束をしてた美愛ちゃんから連絡があって
今日は一緒に帰れないらしい
だから、私は図書室を出て英ちゃんが部活が終わるのを玄関で待つことにした
さっきスマホで見た天気予報だと
これから雨は酷くなって雷がなり始めるらしい
こんな天気に1人で家には帰れないよ…
雷に打たれちゃうもん
貴「英ちゃん…まだかなぁ…」
20分ほど経ったけど、
英ちゃんが前を通ることは無かった
可笑しいなぁ…今日は7時に終わるって言ってたのに。
もう10分過ぎてる
きっと着替えてるんだね!
もう少し待とうかな
ゴロゴロゴロゴロ……ッ
貴「か、かみなり………」
7:20
雷が鳴り始めて、雨も酷くなる。
運動部の人達がダッシュで校門を出ていく
そんな人達のなかで必死に英ちゃんを探す
けど見つからない、
英ちゃん……
来ないなぁ…
ゴロゴロゴロゴロ…ピカァッッ!!!
貴「ううっ!!!………」
1人で帰ろうとしたとき、雷が大きな音を鳴らして私の帰りを邪魔する
その響のすぐあと
雨が激しさを増した
ザァァァアーーーッ
貴「英ちゃん…………」
これじゃあ帰れないよ…
傘持ってくればよかったなぁ
貴「でも傘は危ないかなぁ……よし!頑張ろう」
カバンをギュッと握り、校門まで走ろうとしたその時
グイッ
「こんななか帰るの危ないよ?」
貴「??」
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作者名:あられ猫 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月2日 22時