爽やかスマイルにご注意を (ページ18)

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一瞬、耳を疑った。

『…ん、なんて？』

純「クラスの友達なんやけどな、前の俺の誕生日のときくれたし返さななーって」

何がええやろうな〜と呑気にスマホをいじりながら考えだした。

…クラスの友達？

マキちゃんって…名前からして絶対女の子だよね？

名前で呼ぶくらい親しいの？

誕生日にプレゼントあげるくらい親しいの？

頭の中が疑問でいっぱい。

ちょっと理解できない、どういうこと？

理解に苦しみフリーズしてしまった。

純「カナ？カナ？大丈夫？」

『えっ…だ、大丈夫だけど…』

純「そっか！ほんなら店出ようや、行こ」

サラッと伝票を持って行ってくれて払ってくれた。

や、嬉しいよ

うれしいけど、でも今はさっきのことの衝撃が強すぎて何も考えれないんだけど

純「女の子は何が好きなんかなぁ、俺わからへん」

雑貨屋さんに入って店中を物色しながら歩き回る。

私はその後ろをついて回るだけ。

…普通、彼女といるときに他の女の子へのプレゼントなんか買う？

よりによってなんで今日買うの？

私がどう思うかは、考えないの？

映画を見て、仲良く話して

せっかく幸せな気持ちになっていたのに、気分は一気にどん底に落とされた。

他の子のために一生懸命になる彼氏の姿なんか見たくないんだけど…

純「ほら、これなんかどう？」

『…かわいいね』

純「ん〜でもやっぱ…

そーや、カナやったら何もらったら嬉しい？」

『私？…なんだろ、身につけるものとか』

いきなり私に聞かれ、動揺した。

そうだなぁ…なんでも嬉しいけど

私が純喜くんにもらうなら、

やっぱりアクセサリーとかは憧れはある。

私はそれをよく考えずに言ってしまった。

…それが、悪かった。

純「それもええな！ほんならアクセサリー系も見に行こや」

『…えっ』

ん？と首を傾げて雑貨店を出て行く彼。

…え、その女友達の誕生日プレゼントを探しに、アクセサリー店に行くの？

…なんか、それは違くない？

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