不器用エイリアンのほんと (ページ6)

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景「いや〜それはびっくり。汐恩よく抑えられるな…俺無理だわ」

みお「ちょ、何言ってんのっ」

翔「まって辛い。木全かわいそうじゃない？これ」

キョロキョロする翔也くんはウサギのようでかわいい。

『そんな雰囲気になったことないもん。…どっかに遊びに行ったこともないし』

みお「…え」

翔「…えっ」

景「えぇーーーーーーー？！」

『デジャヴ？』

仲良いな、このひとたち

景「それは…やばいよ。え、じゃあ逆になにしてんの？いつも」

『…汐恩が朝練ないときは一緒に学校行ってるし、

あとは、たまに私がダンス部の練習終わるの待って、一緒に帰ったりかな』

みお「それだけ？？…いやでも、ダンス部忙しいのかな。さすがに連絡は毎日取り合うでしょ？」

『うーん…あんまり連絡はしないかな』

景「…」

翔「…」

みお「…もう何も言えないよ」

『あれ、なんかさ』

ちょっとまてよ、改めて今思ったんだけど

みお「うん？」

『私らって、なんで付き合ってるの？』

みお「こっちが聞きたいわ」

翔「あはははは！！！」

翔也くんのツボにハマったみたいで。良かったね。

景瑚くんなんか口ぽかーんと開けたまま固まってるよ。

翔「あーおもしろ。木全は汐恩とほぼ毎日ゲームするし、基本は汐恩から連絡くるよ」

『もう翔也くんが彼女じゃん』

かもね〜って笑ってポテトを食べるウサギちゃんこと翔也くんは女子顔負けの可愛さだわ。ほんとに。

みお「なんか逆に鶴房に腹立ってきたわ。見返したくない？？？
かわいいカナをほっとくと痛い目見るぞってわからせたいんだけど」

景「えー！おもしろそう！！俺もしたい！」

『えぇ、無理しなくていいよ…』

そもそも汐恩の興味がまだ私にあるかどうかはわからないわけだし。

一緒に学校行くのだって、いつしか義務のように感じているんじゃないか、無理させているんじゃないかって思うし

改めて考えて、1人で納得して落ち込んでいると

翔「俺が協力しましょーか」

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