とりあえず【伊沢拓司】 (ページ26)

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26話目！ページ26

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「よし、布団こっちもひいたよ」

「これで全員寝れる、よかった」

「よかったじゃないよ！！！！硬いよ床！！」

それは伊沢がじゃんけんで負けたからなあ、と笑いながら冷蔵庫から缶ビールを取り出す。

「あ、須貝さん僕も一本」

「ふくらさんも飲むの？珍しいね」

「じゃあ俺も」

「ほい」

夜中なので小さな声でカンパーイと声を上げると、控えめにリビングのドアが開く。

『大学生してますね…』

「そりゃ大学生だから」

はいこれ、と缶ビールを渡す。

『私、お酒弱いんですよね、ちゃんと布団まで連れてってくださいね』

と缶を開けるAちゃん。

「あ、Aちゃん明日暇？」

『…暇ですけど、』

「なんか、水上が会いたいらしくて」

『あー、颯が』

伊沢さんが淡々と話して、話が続いていくが、颯？

「え、水上くんとどんな関係なの」

『幼馴染なんですよー』

ちびちび缶ビールを飲み進めてるのに、

『ほんと、こんなちっちゃい頃から』

顔が赤くなってきて

『なかがよかったんです、』

口が回らなくなってきた？