24話目! ページ24
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高校生の頃から、恋愛よりクイズに興味があった俺は、彼女も大学に入ってからの数人。しかしどれも長くは続かず、もう恋愛ごとはいいかなと思っていた。最近まで。
「なんだこれ、やばいな」
『伊沢さん?どうしました?』
口元を押さえて下を向いている俺をのぞいてくるAちゃん。
「あっ、いや、なんでもないよ」
『こないだもそれ言ってましたね』
ふふ、と笑いかけられ、見せられる笑顔。
「(あ、可愛い)」
「Aちゃんは、あっちの部屋で寝てね、男3人はこっちで寝るから、あー、着替え、どうしようかそのままじゃねれないもんね、俺のでよかったら貸すけど」
『そこまでしてくれなくても平気ですよ須貝さん!』
私どんな寝るとこさえあれば寝れるんで!とドヤ顔しながら言っているAちゃんを
「のび太じゃん」と少しからかいながら俺のスウェット上下を渡す。
『え、これ』
「須貝さんのより小さいからまだ着れるはず」
『え』
「脱衣所は廊下出て右のとこ」
『あ、はい!』
と慌てて廊下に出るAちゃん。
「伊沢やるじゃん」
「須貝さんのは普通にデカイ」
あとはちょっと嫌だったからかもしれんけど、
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作者名:朝日 | 作成日時:2019年2月23日 1時