とりあえず【伊沢拓司】 (ページ15)

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15話目！ページ15

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『ぶはぁ、』

「おつかれ様」

『受験より緊張しました…』

「中々なYouTubeデビューだったね」

どんだけ噛むの笑、と動画内で起こったような笑いがもう一度起こる。

『緊張してたんですってば！』

「いつ見ても面白い」

『須貝さんツボらないでください！』

ごめんごめん、とお腹を抑えて笑っている須貝さん。

「でも、最後は楽しかったでしょ」

『…っはい』

伊沢さんの笑顔はどうしてこんなにかっこよく見えちゃうんだろう、まだライターになったばかり、こんな感情はいらない。

「そうだ！Aちゃん明日なんか用事ある？」

『え、特にないですけど…』

「俺の研究室来てよ、ちょっと研究のことで手伝って欲しいとこがあって」

『研究！！手伝いたいです！』

やったー助手ゲットーと喜びながら動画の片付けをしている須貝さんに、そういえばさ、

「連絡先交換してなかったね、いつもこうちゃん伝いで」

とスマホを差し出される。

「はい、これ俺ね、登録して」

「そういえばそうじゃん！」

俺のも俺のも、と伊沢さんの携帯も差し出されて

『(一気に画面が賑やかになった)』

須貝さんは連絡先を交換した後にすぐに帰る準備を終わらせ

「じゃ、あとで明日のことで電話かけるから！みんなおやすみ」

と嵐のように去っていった。

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須貝さん落ち？と思うけど伊沢さんなんです。二回言います。伊沢さんなんです。
いや須貝さんもそのうち書くんだけどね