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28話目! ページ28

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『ありがとうございます須貝さん。女としての威厳を失うとこでした』



「俺は見ちゃったけどな、トイレで」



『リビングで出さなかっただけ良しとしてくださいそれは…』







少し気分が軽くなったのか、さっきほど酔いが回っておらず、思考もハッキリしている。







「ところでさっき、」



「あの」




小さく、伊沢くんに告白したみたいになってたけど平気?と聞こうとしたら、横から伊沢くんが声をだす。





「さっきのって、また、ノリ?」


『さっきの?』







なにかあったんですか?とふくらさんと俺に聞いてくる。するとふくらさんは少しだけ眉毛を下げて、



「Aちゃんが、須貝さんへの好きは伊沢さんとは違います。って言ったんだよ」




と素直に述べてやれば、真っ赤になるAちゃん







『え、うそ、』


「ノリなの、?」





ずい、とAちゃんに一段と近づいて聞く伊沢くん。






『ごめんなさ、迷惑でしたよね、』


「…は、」


『すみません、今日はもう寝ます…』








おやすみなさい、と控えめに会釈をして廊下に出て行くAちゃん。





「泣いてたけど」

「なにしたの?伊沢くん」




少し強めに問い出しながら伊沢くんの方をみる






「いや、顔真っ赤だけど伊沢くん。俺少し怒ってたんだけど」

「やばいっすね、須貝さん」

「俺怒ってたんだけど」




「好きだわ」

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作者名:朝日 | 作成日時:2019年2月23日 1時

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