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『あー、どうしよ、うーんどうしよ、』
「どうしたん」
『あ！川上さん！聞いてくださいよ！今日バレンタインだからこうちゃんに本命チョコあげようか迷ってるんです、』
ほら、絶対異性からチョコもらうし、本命もありそうだし、私からは迷惑かなとか考えてて、と川上さんに言うと、「別に他の人は他の人でAはAやし、いいんやない？」と応援してくれた。
『そーですよね！頑張って渡してみます』
私はオフィスを出て、こうちゃんが今いるであろう大学内に入っていき、こうちゃんを探す。
『…あ！こうちゃ…』
こうちゃんを見つけ出すも、右手で持っている紙袋いっぱいのチョコが見えて、呼ぶのをやめてしまった、やっぱり迷惑だよな、オフィスに帰ろうと思って反対向きに進んでいると前から来ていた須貝さんとぶつかった。
「ごめん…！…あれ？Aちゃんじゃん」
Aちゃんこっちのキャンパスじゃないよね？どうした？と優しく声をかけてくれる須貝さんに繋ぎ止めていたものが切れたのか涙が溢れてくる。
『…っあ、ごめんなさっ、』
「え！どうしたどうした、須貝さんになんでも話してごらん」
『あのですね…っ』
もう全部話してしまってこのチョコも自分で食べてしまおう、そう考えた
「あの、何してんすか」
こうちゃんの声だ。
「あ、こうちゃん、いやAちゃんが」
こうちゃんがチラッと私の手にあるチョコをみて顔をしかめる。
「え、これ須貝さんにやるやつ？」
『え、あ…、』
須貝さんは、ん？なんのこと？と思いたげな顔をしていて、須貝さんには助けを求められない。
「ねえ、A教えてよ、そのチョコ誰にやんの。それ本命用だよね、綺麗にラッピングしてさ」
『……こうちゃんに、渡したかったけど、いっぱい貰ってるし迷惑でしょ、？』
声が震えてちゃんと彼まで届いてるかわからないし、自分でももう言ったことを覚えてない。本命を否定しなかったってことは、告白をしたも同然で、心臓が口から出そうだった。
「………まじ？僕用なのそれ」
なにそれやばいな、と口元を手で隠すこうちゃんはとてもかっこよくて
「ちょうだいよ、チョコ」
『え』
「食べたい、Aの僕宛本命チョコ」
本命を強調して言ったこうちゃんはニヤニヤしていて、顔が少し赤かった。
(あ、そう言うことね！？)
(須貝さん宛かと思って焦った)
(だっていっぱいチョコもらってるんだもん)
(本命は一個もないから)
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Ninja250 - リクエストしたいのですが、鶴崎さんの、幼なじみ設定でお願いします! (2019年4月29日 21時) (
レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
みちる(プロフ) - いつも設定がバラバラでどの話も大好きです…！リクエストなのですが、夢主がドキドキってどんなんだろうみたいなことを言ってそれを聞いていた伊沢さんがドキドキさせるという話が読みたいです……！付き合ってないと嬉しいです！急がなくて大丈夫ですからね！！ (2019年4月9日 17時) (レス) id: 775aca9b7c (このIDを非表示/違反報告)
朝日(プロフ) - miko03162006さん» 先ほど知りました！！少しだけ描き直したいと思ってます！！ありがとうございます！ (2019年4月1日 3時) (レス) id: 4fba0691fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆんすず(プロフ) - 2度目のリクエスト失礼します！オフィスで寝てしまった夢主ちゃんを襲うまでは行きませんがちょっかいを出してしまう話をこうちゃん、川上さんで読みたいです！よろしくお願いします！！ (2019年4月1日 2時) (レス) id: 0430e24f17 (このIDを非表示/違反報告)
miko03162006(プロフ) - 今年のエイプリルフール嘘をついたらいけないらしいです！ (2019年4月1日 2時) (レス) id: 84f4e8f47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝日 | 作成日時：2019年2月5日 0時
