大人と子供の恋物語【男主】

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『ｯ〜！！』



うんま！

こんな美味いおにぎり初めて食ったで

手ぇ止まらん



？「美味しそうに食べとんな」

『だってめっちゃ美味いんやもん！何個でもいけますよ！』

？「そら嬉しいわ」



ｶﾗﾝ



？「いらっしゃ...なんやツムか」

？「なんやねん邪魔者みたいに言いよって」

？「、まぁ、邪魔者やな」

？「はぁ？ここには俺とサムしか...客居ったわ、せやかて1人やん、何が邪魔者やねん」



そんなことを耳に挟みならが残りのおにぎりを食べた

ほんまに美味かったわ

もうひと皿食いたいな



『すんませーん、えっと...』



名前聞くん忘れてた

や、店主〜って呼べばええか



『てん「治」え？』

治「俺、宮治って言うねん、良かったら君の名前も教えてくれへんかな？」

？「男口説いて何しとん」

治「黙っとれ」



わざわざしゃがんで教えてくれた

ぅわー

近くで見るとますますイケメンやな

多分俺の顔真っ赤やで



『ぇと、俺狐野魁斗...です』

治「魁斗な、ええ名前やね 苗字もかっこええな」

『ぇ』



苗字がかっこええて

初めて言われた

みんなは

「狐の妖怪や！」

「みんな逃げろ！食われんで！」

「嫌やな、ほんま不吉や」

「うちの子に近ずかんといて」

なんて

意味わからんこと言って

妖怪扱いされる思い出しかあれへん

せやけどこの治さんはちゃう

かっこええって

お世辞でもなんでもない

ホンマに思っとるんやってわかった



『かっこ、ええ？...おれの苗字、かっこええの？』泣

治「かっこええよ、過去に何があったんやろ、辛い思いいっぱいしたんやな、ええよ 沢山泣き」

『ｯ〜...ｸﾞｽ、ｩ...』泣



柄にもなく治さんに抱きしめられながら

沢山泣いた

あのあったかい温もり好きやねん

それからやな

俺がハグ魔になったんわ



？「...なぁ」

『ぁ、おれ？ｸﾞｽ』

？「おん、お前」

『な、何か？』

？「...」



なになに

近いんやけど



？「家は？あらへんの？」

『あるけど、一人暮らし...』

？「ほーん...」



なんや一体

てかこっちもこっちでイケメンやな

双子か？

胸筋すご←



？「せや、一緒に住まへん？」

『...は？』







え、










は？

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