貴方の反応が知りたいのです。 (ページ5)

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ページ数的に余りましたので今回はゲスト2名になります。

墓守

｢こうして手を繋げば多分...温かいはず、だろ。｣

冷えてしまった貴方の手を優しく掴んで、そのままきゅっと指を絡め取ります。自分がらしくないことをした事に恥ずかしさを覚え、勢い良く顔を逸らして隠す彼でしたが、髪で隠れていた耳が風に揺られて見えてしまえば、赤色に染まっているのがしっかり確認出来ます。そんな彼にありがとう、と微笑みかければ一瞬こちらを向きますが、ふん、と鼻を鳴らして直ぐにまたそっぽを向いてしまいました。心配せずとも彼の耳の赤みが消えた頃にまた此方を向いてくれますよ。

心眼

｢わっ冷たい...！でも、これで少しは温かいでしょうか？｣

くしゅん！とあなたがくしゃみを零せば杖をそっと花壇に立てかけ、そう両手で包む彼女。温かい、と言おうとした瞬間、カタンと音がしてふと花壇を見ればいつの間にか杖がどこかへと転がっていました。慌てて探しましたが、辺りが暗くなり始めこのままでは荘園に戻る前に暗くなってしまいます。それに気づいた彼女が、杖は大丈夫ですよ、明るい内に帰り道へ導いて下さいますか？と手を差し出しあなたへ問いかけます。差し出された手を握って、私が杖の代わりになるから、と意気込んで歩き出せばそれはとても頼もしいです、と嬉しそうに微笑んで彼女もゆっくりと歩き始めました。
後日、杖は直ぐに見つかったようです。