死の欲動しかない彼女 (ページ21)

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好ページ21

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興味のない初めての行為は思ってたより痛かった

一瞬電気が走ったような痛みがしたかと思えばそれがずっと続いて万次郎に縋る

『ぁまんじろ、』

「A？お腹いてぇだろ、できるだけ触んないようにするな」

『ん』

母に熱湯をかけられ広範囲に広がった火傷を見て万次郎は顔をしかめる

私より痛そうな顔してる

「動いていい？」

『うん』

「ゆっくり動くね」

その後しばらくは激痛でさすがの私も涙が出そうだった

『うぅ、まんちゃ、んん、いだ』

「ま、だ痛い？」

『んぅ、大丈夫』

「無理すんなよ、キスしよ」

『ん、ふぅ、んぅ』

ねっとり熱を絡めてくる万次郎

痛くなくなってきたかもしれない少し気持ちがいい

『ん、ぁきもち』

「A、ん…はぁ」

『まん、じろ、あぁ』

「ん、A…好き」

耳を疑った、今、好きって言った

ねぇ、万次郎あなたはさ私が万次郎は私の事好きじゃないでしょって言った理由知ってる？

付き合ってからも付き合う前も私の事好きって言ったことないんだよ

それをこんな簡単に言うなんて

ずるい

「っ…A、ないてるの？」

『ん、ｸﾞｽｯ…気持ちよくて』

「そっか」

私も好きだよ、ごめんね万次郎