死の欲動しかない彼女 (ページ18)

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損ページ18

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遅い、もう2時間ぐらい入ってる

女子ってそんなもんか？しかもゆっくり入っていいよなんて言ったしな…

一応だ一応

ｺﾝｺﾝ「A？全然いいけど長ぇよ」

『…』

「A？…A！返事しろ、…開けんぞ！！」

今日二回目の息を飲んだ沈んでいる、顔まで

「A！A！しっかりしろ！」

『…』

「クソっ」

とりあえず風呂から引っ張り出し顔にかかった髪をどかす

「A！A！ダメだって、まだはえぇよ、！」

人工呼吸を何回も何回もする、初めてのキスがこれかよ

何回も何回もして涙が出てきた頃Aの手が視界の中で動いた

『ん』

「A！！大丈夫か？何やってんだよ！！」

『ま、じろ』

「笑ってんじゃねぇよ！！馬鹿かお前！何勝手に逝こうとしてんだよ！！！！」

『…ごめ、ね』

「ﾂ…勝手に逝くな、ｸﾞｽｯ、頼むからもう1人にしないで」

『…。』

なんで返事してくんねぇんだよ…

「助けてやるって、だから…俺を頼れよ、」

『泣いてるの？』

「泣いてねぇ」

『…そっか、万次郎寒いよ』

「あ、そうだな服きてこいよ」

『うん』

不安で不安で洗面所のドアの前でAが着替え終わるのを待っていた