イベント会場 ページ20
家を早めに出て着いたのは心斎橋。
心斎橋に来る機会無いから、ちょっと観光しよーという魂胆だ。
グリコ前で写真撮ってみたり…有名店のたこ焼き食べてみたり…。
遥「今さ、すずしょうとも心斎橋にいるんやんな?」
「あーたしかにそーなるね」
遥「ばったりであったりせんかなぁ、今時間あるし外おったりせん?」
「…どーなんやろ」
すごく会ってみたい。
けど、何を話せばいいんだろう。
遥「あ、そーいえば見て見て!名札作ってしまった…!!」
「オタクの鏡笑笑」
遥「もうすぐAもこっちの世界に入る予定やからな?」
「それはどーやろな?」
遥「任せて?」
といって、勢いよくたこ焼きを口に入れる。
んまぁ!!と言いながら、すずしょうとの小さいぬいぐるみを取り出しては、たこ焼きの横に並べて、写真を撮っていた。
「え、何してんの笑」
遥「これでストーリー載せたりしたら反応してくれるんよ!」
「へぇ、」
遥「まじやって!!笑」
と言うと、ストーリーの追加画面を颯爽と開き、『すずしょうと三兄弟とたこ焼き🐙』なんて文字を写真と共に入れて、メンションしてあげていた。
「ほら、もうそろそろ行くで、」
遥「イケメンすぎて見たら泣きそう。泣く自信ある。」
「いや泣くな?笑笑」
遥「あわよくば友達に…」
(友達…)
果たして、私としょうの関係は、今、友達と呼べるのか、?
しょうはもしかしたらもう私のことを覚えていないかもしれない。
その場合は、潔く事実を受け入れなきゃな…
そんなことをぐるぐる考えていると、会場近くにたどり着いて、スタッフさんの案内の元、会場に入った。
壁にはすずしょうとのポスターやサインが入ったものが飾られていて、それをみた遥は横で叫びながら大興奮していた。
遥「グッズは絶対買う…!!」
「そやね」
自分もグッズは少しは買おうとお金は準備してきた。
______
グッズ売り場にて。
遥「え、やばい。アクスタシークレット欲しすぎる。」
「ねぇ、遥何個買うの?」
遥「推しには貢ぐだけ貢がなきゃ!」
と言って、選んでいるのか?というスピードでグッズを手に持っていく。
「楽しそうでなにより笑」
と言って、2人で楽しんでいると、周りがざわつき始めた。
?「こんにちは〜、今日来てくれてありがとなぁ〜!!」
「え?」
思考が止まった。
咄嗟に振り返るとそこには、まだイベント前なのにしょうがいた。
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とちもち | 作成日時:2022年11月20日 19時