検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:6,374 hit

新しい学校 ページ14

それから少しして、新しい中学へ転入した。


気さくに話しかけてくれる人が多く、クラスにもすぐに馴染めた。


仲良くなった子の中に、蒼(あお)という男の子がいて、その子はとても元気な子で、まるでしょうみたいだった。


だから、いつも蒼と話す時はしょうが頭によぎった。



──────



蒼とは、3年生に上がるときのクラス替えでも同じクラスになって、多分1番仲がいい男の子になっていたと思う。




蒼「Aって高校どこ行くん」



「まだしっかりとは決めてないかな〜蒼は?」



蒼「一応、△△高校にしようかなって。ほら、野球も強いし?」




そう、蒼は野球部に所属していた。




「たしかに、野球頑張ってるもんね」




蒼「まぁなぁ、Aもここ来たら?」





「一応、選択肢のひとつではあるよ」





蒼「野球部のマネージャーとかしちゃう?」





「うわ、めっちゃ大変そう…」





蒼「俺のお世話する感じでどうよ」





「あ、それなら日頃からしてるから慣れてるわ」





蒼「おい?ん?なんやて?」





「さぁね〜」




(△△高校かぁ…)




△△高校は近くにある公立の高校で、部活動の数も多く、制服も可愛いと有名の人気な高校だった。



──────

先「これ進路の紙なー?ちゃんと書いて今週中に提出するようにな〜」



皆「「はーい」」




とうとうこの日が来た。



自分たちの進路を決めるこの紙切れが配られた。



蒼は「俺はもう一択!」といって、配られてすぐに高校名を書いていた。



私も親と話し合って△△高校にするとなっていたから、△△高校でいいか…と△△高校を書いた。




(しょうは、何をするんだろう…)




こっちに来てからスマホを買い換えて、しょうの連絡先は消えてしまった。




そういえば、しょうと別れてもうあと数ヶ月で2年。




私の中のしょうの記憶は、あの笑顔と涙を流した顔、そして別れ際のあの会話が大半だった。


蒼「Aは結局どこなん?」


「△△高校かなって、」


蒼「お、同じ!!高校でもクラス一緒だったらどーするよ?」


「うわ、きつい笑笑」


蒼「きついとはなんじゃきついとは!」


こんな会話をしていると、周りにはもう私たちが仲良いのは周知されていたから 「熟年夫婦は仲良いなぁ」などのヤジが飛んでくる。


私はいつもそれに否定していたけど、蒼はいつも「俺らの仲だから」と言い返さなかった。

_______
すいません💦内容少し変更しました。

好きな人→←未知の場所



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:すずしょうと , しょう , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とちもち | 作成日時:2022年11月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。