いつかまたあの木の下で。 (ページ5)

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家から少し歩いて最寄りに着くと、スマホを改札口にかざしてホームに入った。

ピロン

その時、スマホの通知音がなった

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しょうつくまで、LINEしよや

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不覚にもキュンとした。

もうさすがにLINEが来るだけでうれしい。なんて。

ここまでくると、もう、自分の気持ちを認めないという訳にも行かなかった。

(…早く会いたいな)

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Aもうすぐ電車来るよ

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(…すき)

そう自覚してしまうと顔に熱が溜まっていくのがわかって、スマホで隠そうとするけど、近くにいた人に変な目で見られたから、ゆっくり何も無かったように腕をおろした。

駅にいつも聴く電車音が流れて、電車がきた。

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A電車のったで〜

しょうお、もうすぐ会えるなぁ
楽しみやわ!

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サラッとそんなことを行ってくるしょう。

確信犯か、天然小悪魔か…。

どっちであったにしろ、もう私の気持ちはごまかせない。

(早く、つけ。)

電車に乗ると同時に席は空いていたにも関わらず、早く降りれるように降車扉方に体を向け、扉にちょこんと体重をのっけた。