第十九話 ページ20
「へえ…Aさんって最近幸村と仲良くしてるらしいじゃん?なに?付き合ってんの?」
さっきまで
「えっ?あの、わたしはまだ初恋もしたことなくて…だから幸村くんとは何も…」
「ふーん?じゃ、ファーストキスもまだなんだ?」
次の瞬間そいつはAさんの腕を壁に押し付け、あろうことかキスをしようとする。
「嫌っ…!!」
それを見た瞬間、理性の糸がブチっと切れる音がした。
体は勝手に動き、気づいた時には俺はそいつのことをAさんから勢い良く引きはがすと思いっきり突き飛ばしていた。
「いってえ…!」
「俺のAさんに気安く触らないでくれるかな?B組の佐藤だっけ?お前が裏庭で仲間とタバコ吸ってるの、俺何回も目撃してるけど。真田に報告したらお前、どうなるかなあ?」
そいつは良く見たら有名な不良で、弱みなんて数え切れないほど握っていたから軽く
するとうちの副部長である真田が風紀委員だったことを思い出したのか、
「幸村と付き合ってるなら初めからそう言えよ…!」
と、捨てゼリフと大きな舌打ちを残して屋上から飛び出していった。
…はあ。
ああいうのを負け犬の
Aさんを見ると異性にあんなことをされたのがショックだったらしく、カタカタと小さく震えている。
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夢美 - お久しぶりです!更新頑張って下さい。 (2015年8月13日 11時) (レス) id: 03695d7311 (このIDを非表示/違反報告)
幸村さら - ゆっきーの強引な感じ最高です(//∇//)キャー!!続きも楽しみにしています(*`・ω・*)ゞ (2015年8月10日 13時) (レス) id: a3f591967a (このIDを非表示/違反報告)
★桜紫煌龍☆ - いえいえ。それほどでも、あるかな← (2015年7月27日 16時) (レス) id: ad2551042f (このIDを非表示/違反報告)
サボテンの花(プロフ) - ★桜紫煌龍☆さん» 分かりました、では設定追加することに致します。貴重なご意見ありがとうございました^ ^ (2015年7月27日 16時) (レス) id: c8a8a442e9 (このIDを非表示/違反報告)
★桜紫煌龍☆ - 私、いろいろな作品(小説)見てますけど、ほとんど設定があるので、書いたほうがいいと思いますよ。 (2015年7月27日 16時) (レス) id: ad2551042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボテンの花 | 作成日時:2015年7月15日 15時