-67- Mside ページ7
初めて行ったのに
あんなに打ち解けられた人初めてで
今日も行っちゃお、なんてドアを開けたら
困ったような顔したサトちゃんと目が合った。
.
奥の席に視線を送られて…
その席にはAちゃんがカウンターに突っ伏して寝てた。
智「相葉ちゃん来てくれて良かった。ニノに連絡するとこだった」
雅「どうしたの？」
智「色々あって疲れてるみたいなんだよな」
お客さんに頼まれたカクテルを作りながら
俺に話してくれて…カウンターで寝てるAちゃんの顔は
髪の毛でほとんど見えないけど
目が少し腫れてるように見えた。
智「アルコールは入れてないから」
雅「…うん」
智「連れて帰れんの？」
雅「それは大丈夫だけど…どうして？」
智「それは俺から言うコトじゃねーかな」
それを言って…オレンジ色のカクテルが入ったグラスを持って
反対のカウンター席に座ってるお客さんに運びに行っちゃった。
.
雅「…Aちゃん？」
「ん……智さん？」
雅「んーん。俺だよ」
「まーくん？」
雅「そ。帰ろっか」
「私……何してた？」
雅「疲れて寝てたみたいだよ」
寝ぼけながらも驚いてて
立ち上がった瞬間にフラフラした体を
咄嗟に支えてあげる。
雅「大丈夫？」
「…うん。ゴメン」
雅「じゃあ…行こ」
手繋ぐのもどうなんだろうって思って
少し前を歩いてあげると…
ちょこちょこついて来て、後ろから智さんが心配そうな顔で見てた。
.
もう外は真っ暗だから…
風が吹くだけでも寒くて、Aちゃんがビックリしたように身体を小さくした。
雅「はい…着ていいよ」
「でも、まーくんが」
雅「俺、男だから(笑)」
俺の上着を着せるとやっぱり大きくて
Aちゃんが…どんどん守ってあげなきゃいけないように見えてくる。
.
雅「Aちゃん…大丈夫？」
「え？うん」
雅「…そっか」
「あのさ…カズには秘密にしといて」
雅「何を？」
「全部」
“絶対気づかれるけど…知らないフリして”って
Aちゃんのほっぺにある涙の痕とか
泣き疲れてバーで寝てたこととか？
雅「一人で抱えるコトないんだよ？」
「うん……でも、今は一人で大丈夫なの」
雅「いつでも俺のコト頼りにしてよ？」
「うん。ありがと」
幸い。
まだ部屋にニノは帰ってなかった。
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flower☆rain☆ - はい(笑)ぜひ投票させていただきますね (2014年12月7日 17時) (
レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - flower☆rain☆さん» 応援して下さっているので、本当に感謝しています!!終わりまで楽しんでいただけるように努力します!!次回作の投票よろしかったら、どうぞ(笑) (2014年12月7日 15時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
flower☆rain☆ - そろそろこの作品終わっちゃうんですか…悲しいです。でも次回作も楽しみにしていますよー。これからも頑張ってください (2014年12月4日 18時) (レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - #poppoさん» 読んでいただきありがとうございます。尊敬なんて…そんな。読みやすいと言っていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - いっこんさん» 読んでいただけてありがとうございます。幸せになる準備できてるんですね？(笑) じゃあ…ここからエンジン全開でお話書かせて頂きます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年10月19日 20時
