-80- Mside ページ19
ユニフォームを着て…
バットとか試合用の道具を持てるだけ持って
野球場への階段を降りた。
.
ベンチに近づいて行くと
Aちゃんと誰かが話してるのが見えて
知ってる人でもいたかなと思って近づいたら
相手チームのキャプテンだった。
雅「松本さん!!」
潤「あ…もしかして、友達って」
「まーくんです(笑)」
潤「なるほどね」
雅「え？俺の話っすか？(笑)」
潤「そう。野球なんか興味ない子だったからさ」
なんか親しげに話してる二人は
昔からの知り合いみたいで
俺の疑問が顔に出てたのか分かんないけど
“高校の先輩なの”ってAちゃんが教えてくれた。
潤「そうなんだよ(笑)」
「カズと部活が一緒でね」
潤「Aがウチに来るのなんて、ニノと帰るときくらいだったもんな(笑)」
なんか…Aちゃんと一緒に思い出を話す姿は
俺が入れるような感じではなくて
しばらく見つめてるしかなかった。
.
でも…Aちゃんの今を知らないみたいで
ニノの話をいっぱいしてて
そのたびに少しだけAちゃんが哀しそうな顔になる。
『松潤!!』
潤「何？」
『作戦会議!!』
潤「ごめん。行かなきゃだから、後でな」
「はい(笑)」
気がつけば向こうのチームはメンバーが揃ってて
俺らのチームも半分くらいは
ベンチに集まってきてた。
.
「まーくんはなんで知ってるの？」
雅「何回か試合したコトあってさ」
「そっか」
雅「久しぶりに会ったの？」
「うーん。1か月ぶりくらい」
雅「そうなんだ」
俺の言葉のあとに少しだけ間が空いて
“潤先輩もまーくんと同じ”って凄く凄く小さな声で呟いて
え？って訊き返した俺に我に返ったみたいで
困ったように笑った。
「なんでもない!!今日は楽しまなきゃね」
雅「…うん」
.
ここで…なんかあった？なんて訊いていいのかも分からずに
ただ隣に座ってあげて
面白くもない試合の内容の話とかしちゃった。
でも…そんな話も長く続かなくて
チームメイトの“作戦会議”の声に
救われて、ベンチを離れた。
.
その間はAちゃんを待たせるようなことになっちゃったけど
また松本さんが来てくれたみたいで
退屈するコトなく過ごせたみたい。
だけど…俺の頭から
Aちゃんの言葉が離れなかった。
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flower☆rain☆ - はい(笑)ぜひ投票させていただきますね (2014年12月7日 17時) (
レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - flower☆rain☆さん» 応援して下さっているので、本当に感謝しています!!終わりまで楽しんでいただけるように努力します!!次回作の投票よろしかったら、どうぞ(笑) (2014年12月7日 15時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
flower☆rain☆ - そろそろこの作品終わっちゃうんですか…悲しいです。でも次回作も楽しみにしていますよー。これからも頑張ってください (2014年12月4日 18時) (レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - #poppoさん» 読んでいただきありがとうございます。尊敬なんて…そんな。読みやすいと言っていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - いっこんさん» 読んでいただけてありがとうございます。幸せになる準備できてるんですね？(笑) じゃあ…ここからエンジン全開でお話書かせて頂きます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年10月19日 20時
