-61- Sside ページ1
たとえ…ベットで寝ているコイツが
俺にどんな形で触れてこようと、俺の頭の中は
昼間のAとニノがずっとフラッシュバックする。
樹「なんか…今日は全然集中してくれない」
翔「いつも集中してるつもりないけどな」
樹「あっそ」
俺に触れるコトをやめて
勝手に俺の煙草を取り出して…ベットの淵で白い煙が上がる。
.
自分の欲で、こんな関係になろうとも
Aより好きになるコトなんてなくて
俺の方が佐野より…身体の関係だからって割り切れてる。
なのに、やめられないのは…
コイツにAにバラされたらと思うからだ。
樹「今日は、どうして来てくれたの？」
翔「は？」
樹「何も言わずについてきてくれたじゃない」
翔「俺が断ってたら、Aに言ってただろ」
樹「悪い女だと思ってるんだ(笑)」
翔「言わなかったのか？」
樹「さぁ？」
“でも…どちらにしろ、翔はAさんを二宮さんに取られてるじゃない”
なんて言われたら…現実が俺に重くのしかかる。
俺がどんなに佐野との関係を断ち切ろうとしたところで
ニノとの問題が残ってる。
ニノがAのコトを好きなのは、明らかだったし
俺に宣戦布告もされてるから、受けて立つつもりだった。
.
でも…Aは……
昼に迷ったような目をしてた。
初めて見たんだよ。
あんな顔…さ。
“翔くん……私ね。分からない”って言われてるみたいだった。
樹「翔…携帯鳴ってる」
翔「え？あぁ」
それでもって…こんな時にタイミングよくね
“話したい”ですか。
樹「あらあら…まずいね」
翔「……分かってるよ」
樹「どうするの？別れて私と付き合ってくれる？」
翔「別れるつもりないから」
俺の隣りまで来て、携帯を覗いていた佐野は
“なーんだ”なんてつまらなそうにしながら
またベットに寝転んだ。
そうだよ。
俺は別れるつもりはない。
でも……佐野との関係を解消しないままで
そんなコトって許されないよな。
翔「佐野……」
樹「私も別れる気ないけど？」
翔「は？」
樹「だって…こんなチャンス手放せると思う？」
シーツを擦らせながら、俺に近づいて
肩から腕を回してくる。
翔「佐野……」
樹「何？」
翔「お前も…彼氏いるんだろ？俺なんかで解消するな」
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flower☆rain☆ - はい(笑)ぜひ投票させていただきますね (2014年12月7日 17時) (
レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - flower☆rain☆さん» 応援して下さっているので、本当に感謝しています!!終わりまで楽しんでいただけるように努力します!!次回作の投票よろしかったら、どうぞ(笑) (2014年12月7日 15時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
flower☆rain☆ - そろそろこの作品終わっちゃうんですか…悲しいです。でも次回作も楽しみにしていますよー。これからも頑張ってください (2014年12月4日 18時) (レス) id: 2975b49f92 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - #poppoさん» 読んでいただきありがとうございます。尊敬なんて…そんな。読みやすいと言っていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - いっこんさん» 読んでいただけてありがとうございます。幸せになる準備できてるんですね？(笑) じゃあ…ここからエンジン全開でお話書かせて頂きます!! (2014年11月30日 20時) (レス) id: 29b84eed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年10月19日 20時
