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私の目の前を白い煙が漂う。
グラスの周りをユラユラ揺れて…他の場所に流れていく。
智さんは、自分の口から白い煙を生み出しながら
カクテル用のお酒のボトルを拭き始めてて
その姿を見つめてると…たまに目を細めて笑ってくれる。
智「んな、俺ばっかりみてもしょーがないでしょ(笑)」
「だって…智さんかっこいいよ？」
智「何？俺口説こうとしてる？(笑)」
「んーん。私には翔くんがいるから」
智「大学生のガキんちょだろ？大人もいいんでねーの？」
「今はいいや(笑)」
私たちより年上の智さん。
実際、いくつかなんて聞いたことないけど
たぶん…5歳くらい上だと思う。
智「そっかー。大人には興味ねぇか」
「興味ない訳じゃないけど…今はってコト(笑)」
智「変わんねぇよ」
そうやって呟いてから…かなり短くなったタバコを灰皿に擦り付けて
また新しいタバコに火をつけながら
“さっきから携帯光ってるよ”って私がグラスの横に置いてる携帯を指差した。
気づかなかったフリをしてた携帯。
だって…カズからの連絡じゃないっていうのは分かってるから。
“ん？”って訊くみたいに智さんの金色の眉毛が
少しだけ上がったから…
智さんに見つめられながら携帯のメールを開いた。
“今日は珍しく会えなかったね。バイト頑張れ!!”
なんて…翔くんからのメール。
必死に見ないフリをした罪悪感が一気に頭の中を埋め尽くす。
智「翔くんだ」
「…え？」
智「ホントは今日誘われてたんでしょ？」
「そうなんです。でも…カズを優先したから」
智「翔くんも気の毒だな(笑)」
「うん……いい加減にしないとって思う」
智「そうだね」
ずっと咥えてるだけだったタバコを綺麗な指で挟んで
ゆっくり白い煙を吐いてから
“ニノか翔くんにするか決めないとだね”って呟かれた。
ニノか翔くんにするかって…
ニノは友達で、そういう感じになったことなんて1度もないし
そんな風に見たコトなんて。
智「年上の言うコトは結構当たってんべ？」
「…どうだろ」
曖昧に笑うことしかできなかった私に
智さんが笑って…顔が凄く近くなる。
『おい、店員が客に手出していいのかよ』
「…カズ」
智「王子とーじょー」
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storm@japan(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます!!良かったら、続編もいらしてください。 (2014年9月25日 14時) (
レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - はじめまして。小説読ませていただきました。 (2014年9月25日 1時) (レス) id: 0d13d68851 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 和真さん» 初めまして!!二宮さんは難しい男です(笑)櫻井さんは攻めてますからね。難しい展開が多くなると思いますが、ドキドキさせられるように頑張ります!! (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - みうさん» 返すの遅くなりました!!時間を見つけて、行かせて頂きますね♪ (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
和真 - 初めましてッ、同居人の二宮さんがヤキモチ宮さんですね。しかも、櫻井くんが意外と獣しくて、ニノさん嫉妬の5着信と同じくらいドキドキしてます。更新応援してます！ (2014年9月23日 23時) (レス) id: 1c981e28be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年9月2日 14時
