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マンションのエントランスで…
私たちの部屋のインターホンを鳴らしたけど
返事が無くて。
どうせ…またゲームしてるんだな。
って思ったのに、部屋のドアに鍵を差し込んで
中を覗いたら、電気はついてなくて真っ暗だった。
携帯をチェックしても連絡も来てないし
どこに行ったのか分からない。
あ、電話……だけど、電話をしてしまうと
それは縛ってるコトになるんじゃないかって感じちゃって
履歴を開いてやめようとしたのに…
『カズ 通話時間5分』
昨日の深夜…私、覚えてない。
でも、記憶はないけど消えてる訳じゃなくて
本当に出た記憶がない。
あ……翔くんに電話が来てるって言われて
“出たい”って受け取ったかもしれない。
でも、あの時。
すごーく眠くて、まぶたを閉じた気がするけど……5分もカズが電話繋いでる訳ない。
『あのさ……Aの家に男いる？』
『カズってヤツいる？』
翔くん…もしかして、出た？
だからカズのコト聞いたんだ。
私の中で、点と点が繋がり始めて
綺麗な線を紡ぎ始めた。
「……知っちゃったんだ」
なのに、タクシーに乗るときに私は
何のコトか分からないって言うみたいに誤魔化した。
知ってるとしたら……
バックの中の携帯が鳴ってて…
もしかしたら、翔くんかもしれない。
そんな淡い期待を抱いて…携帯を開くと
“勝手に朝帰りしてんじゃねーぞ”ってカズからのメール。
“ゴメン”って一言だけ返して
翔くんの番号に電話をかけてた。
『留守番電話サービスに接続します』
いつもの優しい“もしもし。A？”って声は絶対聞こえなかった。
そう思った瞬間に怖くなって携帯をギュッと握りしめてたけど
すぐに手の中の携帯が着信を知らせる。
「もしもし？」
『元気？俺だけど』
「先輩……なんとか元気です」
『なんとかって…どうした？』
「ちょっと色々あって」
『俺さ、今予定がドタキャンされて暇でカフェにいるんだけど来ない？』
「…カフェ？」
『そう。ちょうどAの話も聞けるし』
「いいんですか？」
『むしろ…良ければだけど(笑)』
「行きたいです」
『じゃあ…駅前のカフェね』
そう言って切られた電話をカバンにしまって
駅前のカフェに脚を向けてた。
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storm@japan(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます!!良かったら、続編もいらしてください。 (2014年9月25日 14時) (
レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - はじめまして。小説読ませていただきました。 (2014年9月25日 1時) (レス) id: 0d13d68851 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 和真さん» 初めまして!!二宮さんは難しい男です(笑)櫻井さんは攻めてますからね。難しい展開が多くなると思いますが、ドキドキさせられるように頑張ります!! (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - みうさん» 返すの遅くなりました!!時間を見つけて、行かせて頂きますね♪ (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
和真 - 初めましてッ、同居人の二宮さんがヤキモチ宮さんですね。しかも、櫻井くんが意外と獣しくて、ニノさん嫉妬の5着信と同じくらいドキドキしてます。更新応援してます！ (2014年9月23日 23時) (レス) id: 1c981e28be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年9月2日 14時
