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部屋を出て…エレベーターに翔くんと乗り込んだとき
昨日のコトを一生懸命思い出してて
「翔くん……もしかして…昨日、結局」
翔「ん？」
「その……私寝ちゃったから」
翔「あー(笑)…結局、シてないよ(笑)」
「……ごめんなさい」
翔「いや、飲ませちゃった俺も悪かったしね」
“そういうのは、別にまたできるでしょ？”って
優しく手を握ってくれて…そのままロビーに出る。
きっと周りから見たら、何1つ変わりないカップルなんだろうけど
なんか…うまくは説明できないんだけど。
今日の翔くんはいつもの翔くんと違うの。
レセプションでカッコよく手続してくれるのも
エントランスでタクシーを用意してくれるのも全部カッコいいけど違う。
翔「今日は…これから予定があるから」
「うん」
翔「悪いんだけど、ココで」
「あ……そっか。うん。分かった」
私のわがままなのかもしれないけど…
翔くんが駅まで送ってくれないで、現地で解散なんて初めてでちょっと戸惑った。
“タクシー代”って5千円札出されたけど
そんなのもらう訳には行かなくて、断ってタクシーに乗り込もうとしたら
手を掴んで止められた。
翔「あのさ……Aの家に男いる？」
「え？どうしたの？急に(笑)」
翔「カズってヤツいる？」
「……な、んで？」
翔「いる訳…ないよな。ゴメン。変なコト訊いた」
いつもより強い力で掴まれた手首が
ゆっくり離されて…私の腰はそのまま座席にストンと落ちた。
私の顔は、困って…戸惑ってたと思う。
本当にどうして知ってるのか分からなくて
もう頭の中は混乱してた。
翔「じゃあ…また連絡するわ」
「…うん」
この時…ちゃんと言えなかったコトを凄く後悔するなと思ったけど
その事実に気づくのはもう少し後で。
この時の私は、まだあんなコトになるなんて
1ミリも分かってなかったの。
翔くんが力強く閉めたドアはバタンと音を立てて
夜勤明けなのか眠そうな運転手さんが“お客さん、どこまで？”って
聞いてくる。
「駅までで大丈夫です」
『ちっ』
そんな短い距離で乗るなんてって嫌がられたけど
もうそんなコトどうでもいいと思う頭になってた。
『1000円ね』
「…はい」
もう歯車は壊れだした。
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storm@japan(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます!!良かったら、続編もいらしてください。 (2014年9月25日 14時) (
レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - はじめまして。小説読ませていただきました。 (2014年9月25日 1時) (レス) id: 0d13d68851 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 和真さん» 初めまして!!二宮さんは難しい男です(笑)櫻井さんは攻めてますからね。難しい展開が多くなると思いますが、ドキドキさせられるように頑張ります!! (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - みうさん» 返すの遅くなりました!!時間を見つけて、行かせて頂きますね♪ (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
和真 - 初めましてッ、同居人の二宮さんがヤキモチ宮さんですね。しかも、櫻井くんが意外と獣しくて、ニノさん嫉妬の5着信と同じくらいドキドキしてます。更新応援してます！ (2014年9月23日 23時) (レス) id: 1c981e28be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年9月2日 14時
