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グラスに注がれたワインが私と翔くんの前に置かれて
翔くんに合わせて、2つのグラスがカチンって音を立てる。
翔「乾杯」
「…乾杯//」
真っ赤なレッドワインがグラスから私の口の中に入って
一気に香りと味が広がる。
久しぶりに飲んだけど…凄くおいしくて
私でも飲みやすかった。
翔「メニューは俺が頼んじゃったから、嫌だったら残していいからね」
「ううん。今日はお腹空いてるから大丈夫」
翔「良かった」
翔くんが黙ると…私も黙っちゃって。
でも、店内に流れてるジャズが私たちの静かな空間を勝手に埋めてくれてるような気がした。
「あの……さ」
翔「ん？」
「聞きたいっていうか……聞いてみたいコトがあって」
翔「どうした？いいよ。何？」
勇気を出して、訊こうと思った時に…
“お待たせいたしました”って料理が運ばれてきて
言葉を飲み込みそうになった。
だけど…フォークを持った翔くんが
話してって目で見てくるから
言葉を一生懸命探した。
「そのね……どうして、私と付き合ってるの？」
翔「え？(笑)」
「ほら、翔くんってモテるじゃん!!それなのに、こんな私と付き合うなんて…」
翔「そんなことないけど(笑)……んー。なんでだろうね」
“でも、完全に俺の一目惚れだったからなー”って
翔くんがはにかみながら笑ってくれる。
でも…一目惚れなんて信じられない。
「…ホントに？」
翔「ホント。ゼミ室入ってさ、Aの友達が話しかけてくれた時に…(笑)」
「あ、あの時!?」
翔「そう(笑)…ちょっと友達には失礼だけど、Aが気になってたんだよな」
「あんなの一瞬だし//……あのコ、翔くんのコト気になってたのに」
翔「なんとなく感じたけど(笑)」
“俺は完全に一目惚れした”って翔くんがまた笑った。
あの時は、友達が翔くんと一緒なんて有りえない!!って騒いでて
話しかけたいとか言うから…一緒につき添っただけなんだけど。
その時だったなんて。
たぶん私ぼーっとしてたのに。
翔「でも…一目惚れしたコトねーからさ。最初、信じられなくて(笑)」
「え？(笑)」
翔「いつも通り、友達期間作って…デート誘うのも必死だったからな(笑)」
「慣れてる感じしたけどなー」
嘘だろって笑う翔くんは、もう酔ってるように私の目に映った。
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storm@japan(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます!!良かったら、続編もいらしてください。 (2014年9月25日 14時) (
レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - はじめまして。小説読ませていただきました。 (2014年9月25日 1時) (レス) id: 0d13d68851 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 和真さん» 初めまして!!二宮さんは難しい男です(笑)櫻井さんは攻めてますからね。難しい展開が多くなると思いますが、ドキドキさせられるように頑張ります!! (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - みうさん» 返すの遅くなりました!!時間を見つけて、行かせて頂きますね♪ (2014年9月24日 22時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
和真 - 初めましてッ、同居人の二宮さんがヤキモチ宮さんですね。しかも、櫻井くんが意外と獣しくて、ニノさん嫉妬の5着信と同じくらいドキドキしてます。更新応援してます！ (2014年9月23日 23時) (レス) id: 1c981e28be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年9月2日 14時
