-70- Oside ページ10
“彼女いるの？”なんて可愛い質問に
何て答えようなんて考えた時に…
『A』
なんて…ドアをカッコよく開けて
いかにも、Aちゃんのために来たって雰囲気で。
王子様みたいなソイツのオーラに
Aは一瞬困った顔を見せた。
智「来てるよ？」
「…うん」
潤「邪魔した？」
「いえ…大丈夫です」
潤「そうか。でも…まさかと思って来てみたら、やっぱりいた(笑)」
「先輩テスト終わったんですか？」
潤「そうだよ。まだまだあるけどね(笑)」
“テスト最終日まで我慢しようと思ったけど、一緒に帰りたくなって”って言う
分かりやすい誘いにAちゃんは、なんて答えるかなって
俺の口からゆっくり立ちあがる白い煙を見ながら
会話に集中した。
「いいですけど…」
潤「ん？」
「いえ…なんでもありません」
潤「じゃあ、行こうか？」
「…はい」
智「Aちゃん」
「……？」
智「ちゃーんと言わなきゃダメだよ」
俺の言葉に、また困ったような顔をして
まつもっちゃんに引っ張られていった。
でも、たぶん俺の言葉の意味は分かったんだと思う。
じゃなきゃ、本当の王子様に怒られちゃうもんな。
アイツらがいなくなって
誰も校舎にいないんじゃないかと思わせるほど静かになる。
まぁ、テスト期間恒例だけどな。
指が熱さを感じるほど短くなるほど吸ったタバコを
携帯灰皿に押し付けて
今日は早く上がるかなんて、思って廊下にでた。
智「お…」
廊下の端で、前より真面目になった
Aちゃんの王子を見つけて…
“何してんの？”なんて声をかけてみたりした。
翔「クラスの仕事があって」
智「ほー。優等生は大変だな」
翔「優等生じゃないですけどね(笑)」
智「恋にも手が回んないってか」
翔「…聞いたんですか？」
智「まぁ仲良しだからね」
翔「なるほど(笑)」
“大丈夫ですよ。女関係じゃないですから”って
真面目な顔で言ってけどさ…
両想いで安心してちゃダメなの分かってねーな。
智「付き合う気はあんの？」
翔「もちろん」
智「あんまり焦らすと愛想尽かされんぞ」
翔「分かってますよ(笑)」
“ただ…ライバルいるみたいなんで。そこの説得からでしょ？”
あー意外に分かってんじゃん。
Aちゃん、大丈夫そうよ。
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陽加(プロフ) - storm@japanさん» 是非、宜しくお願いします。わがままを聞いてくださり有難うございます。首を長くして待ってます。 (2014年9月1日 16時) (
レス) id: 4a29d68bb3 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 苺だいふくさん» ありがとうございます!!キュンキュンしてくれましたか!?本当に嬉しいです。ただいま、次回作足場を固めておりますので、もう少々お待ち下さい(笑) (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!!メインキャラクターは違いますが、次回もお待ちしてますね (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 陽加さん» ありがとうございます!!満足していただけるお話を思いついたら、短編としてあげたいと思います。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - ShoRinさん» ありがとうございました!!コメントが応援になってました。終わってしまいましたが、満足してもらえてると嬉しいです(笑) (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年7月10日 17時
