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隣りで自転車の車輪がカラカラ回る音が鳴って
私たちの間を夕陽のオレンジが通り抜けていく。
まだ少しだけ暑さが残ってるのに
櫻井くんは涼しそうな顔で、私のスピードに合わせて歩いてくれる。
視界の端に映る黒い大きいローファーとか
たまに風に乗ってくる爽やかな香りとか
全部が私をドキドキさせる。
翔「暑いね」
「ね。もうすぐ夏だもんね」
翔「また色々忙しくなるね」
「テストでしょ？それから、大会に文化祭もだもんね」
翔「そうだね」
「あ…でも、櫻井くんはテストなんか余裕でしょ？」
翔「全然そんなコトないよ(笑)」
「だって…いっつもトップに名前載ってるじゃん」
翔「知ってるのか(笑)」
「それで名前知ったのが最初だよ//」
テストの成績トップの人なんて
きっとガリ勉の運動音痴なサクライショウだと思ってた頃。
いっつも近くでサッカーをしてて
あんなに軽そうに見える外見の人が頭が良かったなんて微塵も考えなかった頃。
翔「あ…じゃあ、顔知った方があとか」
「そう。サッカー部に上手い人いるなと思ったのが最初//」
翔「へー。俺の方が長く見てたって感じか」
「え？//」
翔「ん？」
「長く見てたって？」
翔「野球部のマネージャーに可愛いコが入ったって噂聞いてたからさ」
「そんなの流れてない!!」
翔「Aちゃんが知らないだけでしょ(笑)」
「…絶対有りえないもん//」
翔「なんでサッカー部に来ねぇんだよって、皆で言ってた(笑)」
「そんなコト言われても…//」
翔「だから、俺は1年の時から部活中ずっとAちゃんのコト見てたけど？」
「どうして言ってくれなかったの!?初めて会ったとき//」
初めて会ったときに、櫻井くんは私を知らないっていう感じだったのに
1年前から知られてたなんて…
凄く恥ずかしいのに、ちょっとだけ嬉しかった。
でも…私が想ってる方がずっと大きい。
知ったのは後だけど。
翔「Aちゃんが俺のコト知らないみたいだったから(笑)」
「そんな…」
翔「実際知らなかったみたいだしね(笑)」
「1回も話したことないのに…知ってる方が変だよ//」
翔「確かにね!!そうだよね(笑)」
大きく笑ってるけど…やっぱりどこか爽やかで
そんな姿にもキュンってする私は大馬鹿者だと思う。
だって、櫻井くんは私のコト好きそうもない。
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陽加(プロフ) - storm@japanさん» 是非、宜しくお願いします。わがままを聞いてくださり有難うございます。首を長くして待ってます。 (2014年9月1日 16時) (
レス) id: 4a29d68bb3 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 苺だいふくさん» ありがとうございます!!キュンキュンしてくれましたか!?本当に嬉しいです。ただいま、次回作足場を固めておりますので、もう少々お待ち下さい(笑) (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!!メインキャラクターは違いますが、次回もお待ちしてますね (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - 陽加さん» ありがとうございます!!満足していただけるお話を思いついたら、短編としてあげたいと思います。 (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
storm@japan(プロフ) - ShoRinさん» ありがとうございました!!コメントが応援になってました。終わってしまいましたが、満足してもらえてると嬉しいです(笑) (2014年9月1日 11時) (レス) id: 69dd2d3d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：storm@japan
| 作成日時：2014年7月10日 17時
