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「 あんな紫耀くん … 嫌い 、 なの 」
心に出てきた言葉がポンポンと口から吐き出される
「 でも … 好きなの 」
初めて人に吐き出した本音だった 。
廉はきっとわたしのことが好きだ 。 バカなわたしでもそれぐらいわかる 。
初対面だった人を抱いて 、 ずっと隣にいてくれるなんて 、 同情そんな一言じゃ抱えきれないくらいに大きなことなはず 。
そんな貴方にこの言葉を言うのは酷だということぐらい分かっていた 。
でも私が吐き出さないと今にもボロボロになってしまいそうで怖かったの 。
「 紫耀ってやつがそんなに好き？ 」
だんだん歪んでいく廉の顔を見てみないふりして追い打ちをかけるように
「 何されても好きなの 、 彼女できてから気づいたんじゃ遅いよね … 」
力なく笑うわたしを見て廉は抱きしめる力を強くした 。
ごめんねこんな最低なやつで 。 廉の気持ち知ってるくせに追い打ちかけて告白なんかできないような雰囲気にさせて 。
でも今廉に告白されたら靡きそうで怖かったの 。
紫耀くんに対する気持ちも全部全部否定されてる気になって
流されて本心じゃないのに廉と付き合うなんてことわたしにはできないよ 。
「 大丈夫や … 大丈夫やから 」
あなたのぬくもりが欲しかった 。
廉だけを愛して廉だけしか見えない世界で生きることができたならどれだけ幸せだったのだろう 。
こんなことなら廉に出会わなければよかったのかな 。
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夢羽(プロフ) - とても好きです!!更新頑張ってください！ (2017年1月17日 20時) (
レス) id: 8780097573 (このIDを非表示/違反報告)
由梨明(プロフ) - いいですね！平野君が、幼なじみの設定!!また、更新楽しみにしてます！ (2016年11月21日 11時) (レス) id: 13796ad0b8 (このIDを非表示/違反報告)
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