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身を起こし、今日の検査結果の紙を見る。
タダで健康診断を受けれて少しラッキー感があるな。
なんて思いつつ、血圧や骨密度などを見ていると、
コンコン、とノックの音がした。
誰だろうかと思いつつ「はい」と短く返事をすると
開いた扉の先には相澤先生が立っていた。
ドッと冷や汗をかく。
アレ？今日来る？まだ言い訳考えてないよ。
どうすべどうすべ
焦りすぎていなかっぺになりながらもベッドサイドにある丸椅子へ手のひらを向ける。
少し頷き相澤先生はそこに着席した。
や、落ち着け。明後日まで入院、明後日の昼頃刑事さんがヴィランについて聞きに来るって言ってたから油断してたけどそうだよね。
先生もここに入院してるよね、そりゃ、相澤先生だってあの怪我だったんだから。
だが、左手に微量に包帯を巻かれた相澤先生を見て、あの時走って行けて本当に、良かったと安堵した。
きっと、あの行動は間違ってない。
そうひとりで思考していると
「申し訳無かった。」
と突然に頭を下げられた。
驚いて何も言えずに固まっていると相澤先生は続けるように話し出した。
「生徒を、それも普通科の生徒を危険な目に合わせて、あまつさえこんな、」
そう言って傍らにある松葉杖へと視線を向けた。
まあ、そらそうか。私も自分のことだからここまで楽観視してやっていけてるけれど普通科に通う生徒がヒーロー科の先生の管轄でこんなことになってたら大事だ。
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亜鉛2℃(プロフ) - Esさん» コメントありがとうございます。感想を言って頂けるととても励みになります。描写に気をつけて書いているので本当に嬉しいです。読んでくださりありがとうございます。 (6月1日 19時) (
レス) id: 7a92f90d7d (このIDを非表示/違反報告)
Es(プロフ) - 地の文がすっきりしていて読みやすくて、とても面白いです！主人公の心情描写が分かりやすくて惹き込まれました！応援しています！ (6月1日 15時) (レス) @page8 id: 675c8ca3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜鉛2℃ | 作成日時：2023年5月31日 22時
