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おはよーと言いつつ教室に入り自分の席に着く。
今日は自己紹介とレクリエーションのみ、明日も授業はない。
明後日から始まるらしい授業が億劫になりそうだ。
カバンを片すと、
昨日話した刺原さんが話しかけてくれる。
学校のことについて少し話していると心操くんが登校してくる。
おはようと声をかけると「おはよう」と返してくれた。
席に着いた心操くんも交えて3人で雄英の校舎のデカさについて話し合っていると担任の先生が教室に入ってくる。
いつの間にか始業時間になっていた。
1時間目はまず自己紹介から。と言ってももう大体昨日の時点でみんな言ってるので代わり映えなく。
自分の個性について、常時発動型だから自分でも偶にある幸運が個性のせいなのか、せいじゃないのか分からないと言うと苦笑が起こって、嘘をついたことに少し罪悪感が生まれた。
心操くんの個性についても昨日1度聞いてるため特に反応はなく、彼は少し安堵しているようだった。
私の前の席の刺原さんは自分が何かを刺すとその刺した物体をなにかに置き換えができるらしい。
「ペンをパイナップルに刺した後にペンをアップルに変えてPPAPをめちゃくちゃにできるのは私だけです」
と言っていた。思ったより面白い子だった。
ちなみに私は窓側の1番後ろの席、嬉しさと同時に主人公席への恐怖が止まらなかった。
次の3時間は丸々使って学校の施設の説明、学食の説明、グループワークの班わけ、次回の席替えについてなどが話された。
初めて席替え無くてもいいって思ったな…今までなんの感情も抱いていなかった席替えにこんな気持ちになるなんて…友達って素敵だ……
学食は明日からなのでみんなお弁当を持って来ていた。
お弁当を開けると刺原さんがお母さんが作ってくれたの？と話しかけてくれる。
空気をまた凍らせてしまうか…と思いつつ
両親が居ないことを伏せ自分で作っていることを伝えると手放しに褒めてくれる。
よせやいと言いながら鼻の下を思わず人差し指で擦るほどに褒められてしまった。
心操くんと刺原ちゃん(と呼んでくれと言ってくれた。)と話しつつご飯を食べていると
教室の教卓側の扉がガラリと音を立てて空いた。
そこには真っ黒で黒髪ロングの男の人が立っていた。
首元は白い布のようなものでぐるぐる巻きだ。
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亜鉛2℃(プロフ) - Esさん» コメントありがとうございます。感想を言って頂けるととても励みになります。描写に気をつけて書いているので本当に嬉しいです。読んでくださりありがとうございます。 (6月1日 19時) (
レス) id: 7a92f90d7d (このIDを非表示/違反報告)
Es(プロフ) - 地の文がすっきりしていて読みやすくて、とても面白いです！主人公の心情描写が分かりやすくて惹き込まれました！応援しています！ (6月1日 15時) (レス) @page8 id: 675c8ca3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜鉛2℃ | 作成日時：2023年5月31日 22時
