小ネタ集(熊谷みつ夫) ページ28
第14話 『思い当たるフシ』
※Aさんの職業違う&彼女がいるの秘密設定。
兎原side
……………………____
熊谷『…コホッ、ゴホッ』
机に置かれた誰かのスマホから聞こえてくる熊谷の咳。
その声を聞き、今日の収録に熊谷が来ないと分かった瞬間のみんなの顔は見れるようなものではなかった。
池照「あの………熊谷さん」
遠慮がちに池照くんが声をかけると、少し間が開いてから返事が返ってきた。
熊谷『ああ……はい』
池照「大丈夫ですか?」
そう池照くんが聞けばすぐに「大丈夫大丈夫」という熊谷のガビガビ声が返ってくる。
すると池照くんは自分が言ったと分からないかもしれないと思ったのか、
大丈夫と熊谷が言った後にまた口を開いた。
池照「あの俺、池照です」
熊谷『知ってるけど』
デスヨネー。
予想が安易についた熊谷の即答に苦笑しながらもガビガビの声が気になった俺は、その話が終わってすぐにスマホを通して熊谷に話しかけた。
兎原「声ガビっガビじゃんよ、お前」
熊谷『油断した。
ママンとトゥギャザーキャスト一同「?!」
熊谷の声が突然遮られたと思いきや、聞こえてきたのはまさかの女の声。
それを聞いた俺たちは彼女の"カ"すら無かった熊谷が自分の部屋に女を入れている事に驚いて、
しばらく目を見開いたまま口を開けていた。
彼女(彼女?)『あ、電話中だったん?ごめん』
熊谷『大丈夫、休みなのに呼び出して悪い』
彼女(多分彼女)『いいよいいよ、みつ夫が風邪ひくなんて驚いたし。
今日は看病するからゆっくり休んで』
熊谷『ん、ありがとな』
彼女(絶対彼女)『ッ、うん…!』
兎原「なんだこの惚気」
さすがに黙ってられなかった。
多田野「って、ちょっとクマオくん彼女いたの?!」
すかさずねーさんが口を挟むと、周りもその返答を待ちわびるかのようにバッと顔を動かしてスマホを見た。
熊谷『あ、はい』
多田野「あ、はい。じゃなくて!なんで言ってくれないの〜!?」
熊谷『別にいいかって思ってた「別に良くないわよ!根掘り葉掘り聞かせなさい!!!!」え』
それからは酷いもので収録が始まる直前までねーさんの質問やら、
熊谷の良さやらを無限ループ状態で話し続けていた。
「…………大丈夫?」
熊谷「…………おう」
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春永詩帆(プロフ) - キャラの特徴がよくつかまれていて、とても読みやすいです!また機会があったら、是非とも「うらみちお兄さん」の短編集を書いてほしいものです。 (2022年1月8日 21時) (レス) @page28 id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 木角さんに釣られてこの作品に行き着いたのですがどのキャラもリアル感ある反応だったので胸ギュンしました。ありがとうございます、『後ろから抱きついてみた』木角verも読んでみたいです!! (2021年9月6日 7時) (レス) id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
普遍的沢庵(プロフ) - 木角さんを書かれているの、天才すぎて咄嗟に星をポチりました……好きです…… (2021年5月26日 18時) (レス) id: 412fcb2882 (このIDを非表示/違反報告)
もっちっち(プロフ) - ありがとうございます!花子くん大好き人間なのでむしろどんどんこいウェルカムどんどこどん状態です(あたおかですすみません (2020年2月19日 20時) (レス) id: 41a3e2591b (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - もっちっちさん» きゅんきゅんして頂けて嬉しいです!更新遅くてすみません!ありがとうございます!誤字は私もよくありますよ!!!!!自己満でしかないので雑ですが、それでも良ければどうぞ!パスワードは「68265」です!ここだけの話、地縛少年花子くんオンリーにしようか迷ってますw (2020年2月18日 17時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春月卯月 | 作成日時:2019年1月27日 0時