【鬼滅の刃】一妻多夫制の柱さん

容赦ない継子 弐拾肆 ページ32

Aside


｢っし、じゃあ帰ろうかな！休息中なのに邪魔してごめんね｣


久しぶりに炭治郎と話も出来たし、同期と聞いていた善逸君や伊之助にも会えた。


もう長居する理由は無いと思い、自分の太ももに頭を乗せている善逸君の綺麗な金髪を撫でながら三人に向けて言う。


炭治郎｢邪魔じゃないよ！来てくれて本当に嬉しかった！禰豆子が起きててくれたら良かったのにな……｣


伊之助｢キニシナイデ｣


あぁ本当にいい子だわ、いつもは全く言うこと聞いてくれない奴ら(旦那)相手だから凄い嬉しい。


2人がそう言ってくれたのは有難かったんだけど、問題は膝枕中の善逸君だった。


善逸｢Aさん行っちゃうんですか?!嫌だｱﾞｱﾞｱﾞ!!｣


｢ま、また来るから今日は離してほし｢やだｱﾞｱﾞｱﾞ!!｣オイオイ善逸君!!｣


炭治郎｢善逸!男だろ!恥を晒すな!｣


うちの弟(錆兎)みたいな事言いますねぇ炭治郎！
いいぞ、その意気だやれｯ!!!(この後義勇と約束してる為早く会いたい妻の図)


善逸｢炭治郎煩いｯ!Aさん逃したら一生結婚できないんだから邪魔しないでく｢旦那いらっしゃいますよ｣は？｣


え、藤丸？この状態の善逸君にそれ言っちゃう？


敢えて言わないようにしていた事実をさらりと真顔で言った藤丸。


止めようとするが私の事になると藤丸は頑固だから何を言っても無駄だ。
私に依存し過ぎだろって前に言ったら、え？って言われたんでもう末期なのは知ってます←


愛されるのも疲れるぞ(精神的にも腰的にも)
無駄に愛されようとするのやめとけよ皆様←


藤丸｢気に食いませんがA様には旦那様がすでにいらっしゃるので結婚は諦めるのが最善かと思います。A様をこれほど慕っている私ですら旦那にはなることは許されないというのに初対面の貴方がそう簡単になれるとでもお思いで？鬼殺隊内での階級も低い者が柱であられる方に求婚するなどなんて愚かなことでしょうか。私が根から礼儀というものを教え｢藤丸落ち着いて善逸君生気抜けちゃったから｣


その後炭治郎と二人がかりで藤丸を抑えてから、死んだ魚の目をしている善逸君の生気をなんとか取り戻す事に成功した。


それからはしのぶ達に挨拶をし、私達は蝶屋敷を出発。


帰路の途中に私の我儘でうどん屋に寄ってうどんを食べていた時、
藤丸にこの後の予定を言ってないことを思い出す。


私はゴクンと口の中のものを呑み込んでから、隣に座って礼儀正しくうどんを食べていた藤丸に声をかけた。

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