第3話 『謎の監督 趙金雲』-1- ページ23
Aside
晴れた青空に、雲から見え隠れする太陽。
朝に聞こえた小鳥の鳴き声も、まだ耳に入ってくる時間帯。
稲森｢おはようございます！Aさん！｣
私がお皿を並べていると、元気な声で挨拶をしてくる明日人。
｢おはよーさん。朝から元気だねぇ｣
欠伸をしながら言い、お皿を机に置く。
私は腕でぐーっと伸びをしてから、また明日人に話しかけた。
｢私ももう歳だわ〜その元気がねぇぜ〜｣
そう言ってから腰をトン…トン…と叩くと苦笑しながら明日人は言う。
稲森｢俺たちと1歳しか違いませんよ…｣
その後全員揃い、ヨネさんに続いて頂きます！と言ってから
美味しそうな朝御飯に箸を付け始めた。
私も手を合わせてから味噌汁を口へ運ぶ。
味噌の味と、体にじんわりと広がってくる温かさ。
母さんと違うのは当然だが、ヨネさんの味噌汁も優しい味がする。
するとご飯を食べていたのりかが私に話しかけてきた。
のりか｢Aさんの量、私達の半分以下ですけど
昼までにお腹空きませんか？｣
｢私朝はあまり食べらんないんだ。あ、みんなはしっかり食べろよ！
じゃないと練習に身が入らないからな！｣
そう言うとはい！と返事をしてくれるみんな。
私はその返事聞き、笑ってからまた朝御飯に箸を伸ばした。
神門side
校内を生徒会の皆さんと歩いていると、練習中のサッカー部を見かけた。
すると、周りの皆さんは雷門が負けたことについて次々と口を開き始める。
それを聞きながら雷門が練習しているフィールドを見つめる。
皆さんが言うことは最もだが、私には雷門が輝いて見えるのは何故だろう。
眼鏡｢神門さん？｣
ボーッとしていて話しかけられてから、反応が遅れてしまう。
それに返事を返すと、生徒会の1人が蕩けた表情をしながら話し出した。
緑髪｢それにしても、今日もAさんは素敵ですわ〜｣
フィールド上にいるAさんを探すと、ベンチで真剣に作業していたようだった。
リボン｢小さい背でいらっしゃるのに、逞しい所とか！｣
青髪｢可愛らしいのに男らしい所とか！｣
全員が最後に声を合わせて｢ねぇ〜｣と言う。
眼鏡｢でも、なんでAさんはあんなチームに期待するのでしょうね？｣
赤毛｢分かりませんわ。同情しているのでは？｣
聞いていられなくなった私はその話を断ち切るように言って歩き出す。
神門｢もう行きましょう｣
そう言うと慌てて着いてくる皆さん。
私は一度目線をフィールドに向けてから、雷門中を出た。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2021年11月8日 9時) (
レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 雪華さん» またまたコメントありがとうございます！他の作品でもコメント下さった時に言ったやつと、最近はモブサイコ100とか見てますよ！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年2月18日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - メープルあんり（＾ω＾）さん» コメントありがとうございます！面白い、がとても嬉しい言葉です｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡旦那はほんとに誰にも教えてないので、これからですよ！ちなみに視点をお願いしたキャラは旦那では無いので、いつかの話を更新する度にドキドキして欲しいです！ (2019年1月11日 8時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 麗音さん» 見てくださって嬉しいです！あの2人の絡みでは、野坂君の違う一面を書きたいな！と思ったので、もちろんたくさん出てもらいますよ！まだまだ展開はたくさん考えてます！お楽しみに！コメントありがとうございました！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春月卯月
| 作成日時：2018年12月16日 23時
