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のりかside
｢あ、みんなおかえりんごー｣
稲森｢えぇっ！Aさんなんで？！｣
ヨネさんに促されて木枯らし荘の中に入ると、エプロン姿のAさんがキッチンから顔を覗かせた。
｢ん？ヨネさん言って無かったんですかい？｣
ヨネ｢あ〜言うの忘れてたねぇ。実はAちゃんもここで暮らす事になったのよ｣
そうヨネさんが言うと唖然としてる私達の所に歩いて来て、
みんなの顔を見回すと笑って言った。
｢そゆこと！とゆーわけで、みんなよろしくな！｣
は、はぁ……と声を揃えて混乱しながら返事をした私達。
するといきなり私の方を見て、口開けてと言われる。
戸惑っているとほらはよ！と言われ、口を慌てて開けると
口にピリッとした辛みとほのかに甘い野菜の味が口内を包む。
のりか｢んん！……これってカレーですか？｣
｢正解！どう？味大丈夫かね？｣
のりか｢はい！凄く美味しいです！｣
そう言うと｢良かったわー｣と言いながらキッチンに戻って行く。
気まぐれな人だけどとても温かくて、優しい人だと短い間に分かった。
口内に仄かに残るカレーの味もなんだか優しい気がした。
───────────────
奇跡としか言い様が無いことが今起こった。
まさか私達のスポンサーになってくる人が出来るなんて夢みたい！
本当に嬉しい！これからもサッカー出来るんだ！やったぁ！
喜びを共有しようとAさんを見ると、Aさんはボーッとしたまま突っ立っていた。
そういえば一番遅くスタジアムを出てきたのはAさんだったっけ。
貴利名が呼びに行ったと思ってたんだけど、いつの間にか戻って来てて
その後来たAさんの目は少し赤かったかも…。
貴利名もさっきからAさんばっか気にしてるし…本当に何があったんだろう。
氷浦side
深夜1時
暗い部屋の中、ベッドに寝そべっている俺は寝付けずにいた。
寝返りをうって思わず溜息をつく。
俺達が星章学園に惨敗した今日、試合が終わった後に
東京を観光しようという話になっていた。
｢一応忘れモンねぇか控え室チェックしてくるから、ちょっと待っといてな｣
と言ってスタジアムに戻ったAさん。
みんなで待ってたけど全然出てこなくて、俺が様子を見に行くことになった。
控え室に行くとドアが少し開いてて、話し声もしたから
俺は音をたてないようにドアに近づいて覗いた。
その時に見た光景が忘れらない。
Aさんはなんで、
野坂悠馬と抱き合ってたんだ。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2021年11月8日 9時) (
レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 雪華さん» またまたコメントありがとうございます！他の作品でもコメント下さった時に言ったやつと、最近はモブサイコ100とか見てますよ！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年2月18日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - メープルあんり（＾ω＾）さん» コメントありがとうございます！面白い、がとても嬉しい言葉です｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡旦那はほんとに誰にも教えてないので、これからですよ！ちなみに視点をお願いしたキャラは旦那では無いので、いつかの話を更新する度にドキドキして欲しいです！ (2019年1月11日 8時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 麗音さん» 見てくださって嬉しいです！あの2人の絡みでは、野坂君の違う一面を書きたいな！と思ったので、もちろんたくさん出てもらいますよ！まだまだ展開はたくさん考えてます！お楽しみに！コメントありがとうございました！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春月卯月
| 作成日時：2018年12月16日 23時
