元カレ (ページ8)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:28,466 hit

--8-- ページ8

無事授業も終わってファミレスの前に向かう。

既に光成は来ていて『おまたせ』っていうと「入ろっか」と言った。

光成「Aなんか頼む？」

『あーこのパフェ頼もうかな』

光成「いっつもこれ頼んでない？(笑)

俺はこっち頼もっと。」

以外にも私のことを光成は覚えててくれてるらしい。

そしてパフェが届くまでの時間光成に赤本を渡したり、分からないところを教えたりしていた。

以外と受験の時のこと忘れてると思ったけど割と細かいことも覚えていた。

店員「こちらいちごパフェです」

店員さんが持ってきてくれたいちごパフェ。

光成はチョコレートパフェを頼んでいた。

『いっつもいちごだけどチョコも美味しそう！

今度頼もうかな〜』

光成「ひとくち食べる？」

そう聞いて私が答える間もなくあーんってしてきた光成。

口の中に甘いチョコの味が染み渡る。

『おいしい。』

光成「美味しいよね。いちごも食べてみたい〜」

と、おねだりするような顔でこっちを見つめてくる。

いや、可愛いけど、あーんするの？

さっきなんともない感じで私受け止めたけど、距離感おかしくない？

『ん、えっと、、、はい！』

もうどうにでもなれとおもってスプーンでパフェをすくって光成の口に入れた。

光成「ははっ、美味しい」

その様子が少しおかしかったのか笑ってる。

光成は恋愛経験はそんなにないって言っていたけど、モテるから女の子には慣れてた。

だから、元カノとこんなことするのも平気なんだろうな。

勉強を教えるのも順調になってきた時、光成が口を開いた。

光成「あのさ、大学でいい人でもできた…？」

『いい人？できてないけど…』

光成「そーなの？A可愛いから男いっぱい寄ってくると思ってた(笑)」

『そういう光成はどうなの？』

光成「んー俺？まぁモテるのはモテるのかな？」

『なにそれ！』

光成「でも、アレから今まで彼女とか好きな人とかできてないな。」

アレっていうのは多分別れた時。

『そうなんだ、、』

なんか私のせいで恋愛しにくくなってるのかなとか少し申し訳なくなった。

光成「あーでも、別にAのせいとかじゃないよ？」

『え？』

光成「申し訳ないみたいな感じの顔してたから。」

光成には全てお見通しみたいだった。