元カレ (ページ11)

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無事終わってリビングに戻ると、颯太はソファーに座ってスマホを弄っていた。

『ごめんねお待たせ！』

私がそういうとこっちを向いて、

颯太「いいよ〜じゃあ行こっか！

化粧しててもかわいい！」

と珍しく今日はめちゃくちゃ褒めてきた。

なんか企んでるのか気になったけど、颯太は実は褒め上手なのかもなぁとか思ってあまり気にしないでおいた。

『スイーツってここ？』

颯太「そ〜！ちょっと気になってたんだけど1人で入る勇気なくて」

無事駅前のスイーツのお店に着いた。

そういえば、大学の知り合い何人かがここの店インスタ載せてたかもとか思った。

中に入ると女子高生や女子大生らしき人で賑わっていた。

『颯太あんまり人目気にしなさそうなのにこういうのは気にするんだね(笑)』

いっつもふわふわしたイメージだからあんまり人目を気にしてるイメージはなくて行きたいと思ったら1人でも行きそうなのにな。

颯太「Aは俺をなんだと思ってるのさ〜！」

なんて言いながら肩を軽くバシバシしてくる。

『ごめんごめん、颯太何食べる？』

お互い食べたいものを注文して席で待つ。

颯太「今日そういやどうしたの？」

『普通に寝坊だって！掘り返さないでよ〜(笑)』

颯太「Aなんだかんだ授業中は寝てるけど大学にはちゃんと来てたからびっくりしたよ」

『ごめんね？』

颯太「ううん。

なにもなかったらそれでよし！

こうやってスイーツ食べにこられたし？」

「まだかな〜」なんて言いながら楽しそうにしてる。

こういう所は可愛いし、大学の女子たちが知ったらイチコロなんだろうな。

私は今更ときめいたりしないはず…だけど。