好きです先輩。《青》 (ページ13)

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No. 12 ページ13

次の日の朝

いつもより早く起きて

いつもより入念に髪の毛をセットし

いつもより多めに鏡を見る

そんな私をお母さんは茶化すように

｢好きな人でもできたん？｣

って聞いてきたけど

なんだか恥ずかしくなってしまって笑って誤魔化した

A『行ってきま〜す！』

いつもと同じ時間に家を出て学校へ向かう

藤井先輩に会うのが楽しみすぎてスキップしたいぐらい！

めい｢Aおはよう！朝からご機嫌やね？好きな人でもできた〜？｣

親友のめいにはお見通しなのか

好きな人ができたことが気づかれてしまった

望｢あれ、めい気づいてないん？A、流星にこいしちゃったんやで！｣

なんて、朝からドヤ顔でいうのんちゃん

A『のんちゃん！？なんでわかったん？？』

望｢そりゃ昨日あんなんやったからな｣

朝の挨拶もなしに恋バナをする私達

めい｢Aにもとうとう好きな人が出来たのか〜｣

A『ちょ、やめてよ！恥ずい！』

望｢ん〜、、、流星は、やめといた方がええんちゃう？｣

めい｢え？なんでなんで？｣

突然そんなことを言い出すのんちゃん

望｢ん〜〜まぁ、いろいろ？ま、俺はAの事応援するで｣

A『ありがとう。のんちゃん。私頑張るね。』

のんちゃんがそういった理由は分からないし、とても気になったけど

早く藤井先輩に会いたいなぁ〜

なんて思ってる私は

のんちゃんの言葉を

あまり深くは受け止めなかった

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