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「ねぇねぇ、焼肉屋連れてってくれるのー？
「だっていっぱい食べるじゃん。骨のくせに。
「僕は育ち盛りなの！
そんな会話を交わしながらも懐かしさを感じる扉を開ければ気前のいいおじさんが「Aちゃんおかえり！」と笑った。インク君は早速席に座りながら「カルビとタンと大盛りの白飯が良い！」と早口で言ってきた。コイツは本当によく食べるなと呆れてしまった。
「Aちゃん頼みたいやつある？
「ん…、ビールと軟骨。
「全然食べないじゃん！白飯いらないの？
「胃が小さいんだよ。
そう言いながらも娘さんがお肉を持ってきてくれ、網と火のセットをしてくれた。ファミリー層の会話する声が混じりながらも学校であった最近の出来事をインク君は会話をしてくれた。その中でとても面白いものが聞けたと思う。
「……ねぇ、こんな話したら怒ると思うけどさ。
「んー…、なに。
「……海でね、あの子が出るって、皆言ってるの。
そう言いながらも、十七歳の頃に起きた水難事故を思い出す。気分が悪くなりながらも食べ終わった自分達はお金を払い海を眺めながら歩き続けていればインクが誰かを見つけたようだった。
「Aちゃん!あれ、エピックだよ！
「……エピック、？
「おーい！！エピック！！！
「ねぇ！ちょっと…！
そう叫び、エピックさんはこちらを振り向いた。
……水難事故が起きたあの頃から、彼の顔をしっかり見るのは初めてだろうか。
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ろきるふぇのん(プロフ) - 待ってました〜！今回も楽しく読ませて貰います♪ (7月18日 0時) (
レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)
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