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「…本当に俺、死んだのか…?…お前のお母さんもお父さんも死んだのか…?なら、何で俺だけなんだよ…。

「…分からない。でも、でもね、クロスの幽霊が現れるって聞いて、ここに来たの。

「…そうか、Aに会えて、良かった。





クロスは安心したかのような、でもその顔には少しだけ不安が出ていた。クロスをここに一人にするには危険だし寒いだろう。





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「…お前の家、ちょっと古びたな。あとここになかったコンビニまであった。

「そうでしょ、ここも少しだけ変わっているんだよ。

「………そうか、本当に俺は死んだんだな…。





クロスは悲しそうな顔をしながらも「家に入ろうか」と呟いた。今は深夜でインクはもう眠っている。二階の私の自室にクロスを招いた。もう一つ布団もあるので二人で眠るのには十分だろう。





「…インクのやつ、大きくなってたな。

「そうでしょ、来年は上京しちゃうからもういなくなっちゃうけどね。

「…そうか。





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ろきるふぇのん(プロフ) - 待ってました〜!今回も楽しく読ませて貰います♪ (7月18日 0時) (レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kimi | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年7月17日 17時

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