【AU】無題【nightmare】

な ページ3

*









「先生、彼女が魘される頻度が徐々に多くなってきています。




『…安定剤を更に多くしなければならない。




「だけれど、一度に多く処方すると後の副作用が…







彼女の体調は悪化していった。栄養失調を防ぐために今は、栄養剤を体に投与してもらう形にまでに悪化していった。親族からも速く治せという無理な難題まで押し付けてきた。






『…少し、彼女と話をしてくる。






私は医師だ、彼女を救わなければならないのだ。そして彼女の病を見つけ、治療法を見つけ出さなければならなかったのだ。







*







『…Aくん、お話してもいいかな。




A「えっと、その、は、い。






彼女は意外にも、すんなりとこの話を受け入れ込んでくれた。私はボイスレコーダーの電源を入れ、彼女にインタビューというような形になってしまったが、彼女との話をすることになった。






彼女の話から、原因は何か分かるのかもしれない。そう私は甘く考え込んでいた。







*

い→←ら

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す