七話 ページ9
審神者side
この前の二十一士が集まる会議で、私の本丸の現状を話した。
政府は、
「あなたの本丸で起きたことなので、あなたが、あなたの本丸の刀剣達で解決してください。」
だそうだ。
ほかのメンバーは助けることが出来ないという。
唯、ひとことリーダーから言われたのは、
「俺たちの敵である時間遡行軍をこれ以上増やすことは出来ない。」
そう言われた。
長年の付き合いで、
“折ってでも止めろ”
そう言われたことがわかった。
唐突だが、私の本丸は強いと思う。
演練で負けることはあまり無いし、
皆カンストしてる。
極が実装されたら、すぐに修行に行くようになってる。
確かに彼らは強い。
でも、それは剣術での話だ。
精神的には?
いきなり元仲間を切ろと言われて、果たして切れるのか?
私は無理だ。
つられて堕ちる可能性だってゼロじゃない。
もし、最悪の事態になったら?
もし、歴史が変わったら?
私は大量殺人の犯人だ。
私自体消えるかもしれない。
ねぇ、神様。
どうすればいいの?
─────────わかんないよ
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←六話
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おもち | 作成日時:2018年4月3日 18時